以前紹介していた Flair Espresso Maker(フレアエスプレッソメーカー)を頂いた。
Flair Espresso Maker(フレアエスプレッソメーカー)には
Flair PRO 2とFlair Signatureの2種類あって、
今回頂いたのは、最上位モデルの「Flair PRO 2」の方。
Flair Espresso Makerは、
世界のトップバリスタが作り出す本格的なエスプレッソの味わいを実現しているにも関わらず
ポータブルであるというのが魅力。
ゆっくり圧力をかけることにより、
エスプレッソに最適な圧力6~9の範囲でかけ続けることができ、
より濃厚で芳醇なエスプレッソを得ることができる。
本格的なエスプレッソマシンというと桁がひとつ違うな、、というくらいのお値段を考えてしまうけれど、
39,800円でこの全米バリスタチャンピオンにも称賛されたというエスプレッソが味わえるというのが
Flair Espresso Makerの大きな魅力だと思う。
Flair Espresso Maker – Flair PRO 2
Flair Espresso Maker
Flair PRO 2 内容物
届いたときはこんな感じ。
重さはある程度あるけれど、すごくコンパクト。
持ち運べるケースに入っていて、
キャンプなどへも持っていけるようになっている。
下のような抽出するための器具に、
抽出した際飛び散るのを防いでくれるスパウト(取り外し可能)もついている。
ベースとレバーの部分ははめ込むだけで簡単に組み立てることができる。
ネジもついているが、ネジはなくても大丈夫なよう。
私は一応固定。
醸造ヘッドは、ステンレス製。
ダブルショットを抽出できる(約56ml)。
分量は、
・コーヒー粉:16~24g
・お湯の量:70ml
また、クレマのある美味しいエスプレッソを抽出するためには
焙煎後2〜3週間以内のコーヒー豆と
しっかりと均一にエスプレッソ用に挽けるコーヒーグラインダーが必要。
Flair PRO 2 使い方
さて、早速使い方から。
Flair PRO 2を使いこなすためには多少の試行錯誤が必要になる。
それも楽しみの1つだと思う。
挽き具合や粉の量のバランスをうまく掴みさえすれば、あとは使い慣れるだけで毎回美味しいエスプレッソが楽しめる。
1. 抽出ヘッドをあたためる
この抽出ヘッド、抽出したあとはプランジャーの位置が変わっているので
元の位置に戻して(画像の真ん中の部分の位置)、キャップをしてお湯で温める。
キャップをする方向に注意してね。
私は逆側にキャップして、お湯を捨てようと持ち上げたらお湯が溢れ出てびしょびしょに…。
(私がよくやってしまううっかりミス…)
少なくとも30秒は温める。
2. コーヒー粉を入れてセット
温めている間にコーヒー粉をセットしていく。
コーヒー粉は16g〜24gとなっていて、最初は20gで始めるといいらしい。
コーヒー粉の挽き具合は、エスプレッソの通常レンジより1〜2レベル粗くしたものが理想。
上で紹介した動画ではwilfaのコーヒーミルを使っているんだけど、
wilfaぐらいの粗さだとちょっと粗いのでコーヒー豆を多くする工夫が必要。
もう少し細く挽けるコーヒーミルを使うことをおすすめする。
ちなみに、、左がwilfaの極細挽きで、右がコマンダンテの一番細挽きにしたもの。
エスプレッソ挽きは手動でももちろんいいんだけど、
個人的にはもっと短時間でエスプレッソを日常使いしたいから
エスプレッソ挽きもできる電動が欲しいな、、と、また物欲がわいてきている。
あとは、コーヒー粉を入れて。
タンピングはしっかりと。
そのうち上達するはずなので、今回はこれで許してください。
そうしたら、スクリーンを上にのせる。
ここでは向きに気をつける。
こっちが正しい。
こっちは裏。
あとは本体にセットして完了。
3. お湯を注ぐ
コーヒー粉のセットが終わる頃には、抽出ヘッドもあたたまっているので、予熱用のお湯を捨てて本体にセット。
その後、お湯を注ぐ(90度から96度)。
あとは、圧力ゲージを見えやすいようにセットして、
プレスする。
この時、圧力ゲージがエスプレッソの位値(6〜9BAR)で、35秒〜45秒が理想。
ちなみに、結構力がいるので私は体重かけてこんな感じでプレスしてる。
また、今回更にエスプレッソの品質を高める為にと、次の4つがグレードアップされている。
- エスプレッソの抽出を更に改善するために、開発されたボトムレスポルタフィルター
- 取り外し可能なステンレス製のスパウト(飛び散り防止)
- 人間工学に基づいた醸造用のシリコンハンドルグリップ
今回、ブラックからグレーに変更になっている
- 圧力ゲージの耐久性を向上させるシリコン保護ラップ
うまく抽出できない時(クレマができない時)
しっかりと抽出できるため多少試行錯誤したので、その旨を。
新鮮なコーヒー豆を使って適切な圧力をかけて抽出できていれば、クレマも自然にできると思う。
圧力がうまくかからない場合は、
・コーヒー粉の挽き具合をさらに細かくする
・コーヒー粉の量を増やす
(タンピングがもしもう少し強くできるならやってみる)
あとは、圧力がかかりすぎて抽出できない場合は
・コーヒー粉をもう少し粗挽きにしてみる
・コーヒー粉の量を減らす
さらにクレマがなかなかできない時は、
BAR2ぐらいで10秒ぐらい蒸らしてから抽出するとできたりするのでぜひお試しを。
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詳細
- 本体サイズ:30cm × 26cm × 15cm
- ケースのサイズ:32cm × 23cm × 8cm
- ベース
- ポルタフィルターベース付きポスト&レバー
- スクリーン付き、ポルタフィルター(ステンレス製)
- プランジャー付き、醸造シリンダー(ステンレス製)
- 取り外し可能なスパウト(ステンレス製)
- 予熱用シリコンキャップ
- 圧力計付き、プランジャーステム
- ドージングカップ
- フィーリングファネル
- ドリップトレイとブランドロゴ付き、研磨用ポーチ
- ステンレスタンパー
- キャリングケース
- ポストをベースに固定するためのネジ
- 説明書
商品内容
お手入れ
さて、いつも使おうと思うとお手入れが気になる人も多いと思うが、
パーツは多いけど全て水洗いが基本(洗剤で洗うとエスプレッソの風味を損なう)なので、
さっと洗って、拭いておわりなので思ったほど手間はかからない。
私の個人的な意見だけど。
浅煎りをエスプレッソ抽出してみたらどうなる?
今回インスタに載せた際に、浅煎りも美味しく抽出できると聞いたんですが、という質問を頂いた。
浅煎り淹れてみたら、浅煎りのコーヒーが大好きな私としては「美味しく」楽しめた。
豆によっては、エスプレッソのまま飲むとかなり「酸っぱい!」と感じた。
ただ、お湯を少しと氷を入れてアイスアメリカーノにしたら美味しかった。
好みもあると思うけど。
でもやっぱり私がエスプレッソを飲むなら、
ミルクに入れることも多いので、中深煎りから深煎りが多くなるかな、と思う。
まとめ
最後にまとめると、、
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【いいところ】
- ポータブル
- エスプレッソが美味しい
- 本格的なエスプレッソが淹れられるマシンとしては安い
- デザインがおしゃれ
- 使いこなすまでに試行錯誤が必要(でもこれが楽しかったりもする)
- 力が必要
- 基本的にはダブルショットのみを1杯に抽出
- パーツが多い
【イマイチとなるかもしれないところ】
どうですか?
兎にも角にも、コーヒー好きにはたまらない器具の1つだと思う。
Flair Espresso Maker – Flair PRO 2