少し前にCoresのゴールドコーンフィルター&サーバーがリニューアルされた。
リニューアルされたのは細かな部分だけど、確実に使いやすくなってる。
今回頂いたので、レビューを。
最初に言っておくと、ステンレスフィルター(今回はゴールドだけど)でドリップするのと
ペーパーフィルターでドリップするのは味が大きく異なる。
簡単に言うと金属フィルターで淹れられたコーヒーは、
濁っていて、少しざらつきがあるがコーヒーのオイル分など全てのコーヒーの味をダイレクトに味わえる。
反対にペーパーフィルターで淹れたコーヒーは、
微粉もしっかり取り除かれるので透明感があるコーヒーで味わいはスッキリしている。
ペーパーフィルターで淹れたコーヒーは、いわゆる日本人が飲み慣れた味。
コンビニコーヒーもペーパードリップのような味の類に入る。
一方今回のゴールドフィルターのようにペーパーでないフィルターは、フレンチプレスで淹れたようなコーヒーに似ている。
ペーパーだと吸着されて取り除かれてしまうコーヒーの「オイル」の部分まで抽出できるのでコクがあるコーヒーになる。
ダイレクトにコーヒーそのままの味を楽しめるのが大きな利点となる一方、
微粉というすごくすごく細かい粉も合わせてフィルターを通ってしまうということも大きく味わいに変化をもたらす。
この微粉によるざらつきが苦手な人は結構多いような気がする。
実は、最近ドリップを始めた友人になんで味が違うのかと相談されたんです
私も微粉は、以前は結構苦手だったし、今でもあるよりはない方がもちろん好きだけど、
今ではこの金属フィルターで淹れたコクのあるコーヒーが飲みたくなるという時もある。
実際私は普段、フレンチプレスなども多く使うし、、、ただこの辺は好みもあると思う。
それぞれメリットやデメリットがあるので、その違いの部分をぜひしっかり理解した上で購入するのがおすすめ。
ちなみに、このざらつきや微粉の加減はそのフィルターによって異なるけれど、
このCoresのゴールドフィルターは少し穴が大きめなので微粉が少ないと言う感じではない。
GOLD CONE FILTER & SERVER – C751GD –
さて、今回このゴールドコーンフィルターで変更になった部分はフィルターの上の部分の形状と表面の加工部分の2つ。
まずはゴールドフィルター表面の質感から。
下の画像は以前のもの。
触ると表面に指紋がついていた。
例えば親指で触ると、、
こんな感じで。
ピカピカでエレガントな感じがして見た目はとても良かったけれど、定期的に磨かないといけなかった。
下の画像は、上半分がいつも使っている状態の時で下半分は磨いたもの。
コーヒー器具はいつも使うものだから少々面倒。
今回の新しくなったゴールドコーンフィルターは、指紋が目立たないような加工が表面に施されている。
その分少しマットな感じの加工になっている。
私はこちらの方が好き。
そしてもう一つの変更部分であるフィルターの上の部分の形状は一回り小さくなり、ロゴの部分だけ持てるようになっている。
左が旧バージョン、右が新バージョン。
以前のも高級感があって良かったが「サイズ感が大きい」という印象がやはりあった。
たったこの部分だけの変更だが、サイズ感がだいぶ小さくなったような感じがしてとてもいい。
ちなみにCoresのゴールドフィルターでゴールドを使っているのは、
ゴールドが最も酸化しにくく、金属イオンを発生しにくい金属だから。
だからCoresのフィルターの方に純金コーティングしたゴールドフィルターは
化学変化しにくく、コーヒー豆のピュアな風味・香りを引き出すことができるのだそう。
わずかな変化だけど、リニューアルされてグッと使いやすくなったと思う。