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【レビュー】Varia コーヒーグラインダー、遂に日本に。
挽きやすさ最高、エスプレッソにも!
【レビュー】Varia コーヒーグラインダー、遂に日本に。挽きやすさ最高、エスプレッソにも!

Varia Hand Grinder / ヴァリア コーヒーミル

Varia Hand Grinder が遂に日本上陸。

Variaは香港を拠点としたコーヒー器具のメーカー。
創業者のRamsey氏は、ニュージーランド出身で、
ニュージーランドやオーストラリアをベースにコーヒー業界で長い経験がある方だという。

Variaは、SCA(Specialty Coffee Association)にて、
2021 ベストプロダクト賞を受賞したプロダクトの1つ『Varia Brewing』などで知られるようになった。

ちなみに、このVaria Multi Brewerはとても面白くて、
フレンチプレスとしてもマキネッタとしてもドリッパーとしても使える器具で、
これも近々日本での正式な販売が開始される予定とのこと。
マキネッタまで一緒になっている器具は初めてな気がする。

さて、そんなメーカーから発売されている今回のVaria Hand Grinder
最初に結論を言ってしまうと価格は18,700円という
高性能なコーヒーミルとしては手を出しやすい価格ながら『挽きやすい』。
この一言に尽きると思う。

特にエスプレッソ挽きは、手動でもこれならいいかも、、と思えるほど優れている。
見た目はマットブラックでシンプル
最大容量は、26g – 28g
ある程度の容量がありながら、コンパクト
すぐ挽けて、ケースもついているのでアウトドアにもいい。
すごくいいのでは。

Varia Hand Grinder / ヴァリア コーヒーミル
Varia Hand Grinder
ヴァリア ハンド グラインダー

Varia Hand Grinder

Varia Hand Grinder / ヴァリア コーヒーミル

まずは基本的な仕様・性能から。

  • HRC58の硬度を誇るステンレススチール刃
  • 粗挽きからエスプレッソ挽きまで可能
  • 最大容量: 26g – 28g
  • 重量:490g
  • サイズ:本体(高さ15cm/直径5cm/取手17cm) ケース(高さ6cm/横23cm/奥行17cm)
  • 素材:アルミニウム合金(本体、ハンドル) / ステンレススチール(刃) / ウッド(取手部)

そして、私の注目すべきおすすめポイントは以下の通り。

  • HRC58の硬度を誇るステンレススチール刃使用で切れ味、もとい挽き味抜群
  • 細かな挽き目調整(エスプレッソ用の極細挽きが簡単に挽ける)
  • ちょうどいいサイズ感

すこし残念な点を挙げるとしたら、、、うーん、粉受けかな。

では早速。

Varia Hand Grinder 基本的な構造と使い勝手

Varia Hand Grinder / ヴァリア コーヒーミル

Varia Hand Grinderは、使い方については
特に変わったところもなく一般的なコーヒーミルと同じだ。
挽き具合を調節し、上から豆を入れてハンドルを回すだけ。

Varia 挽き具合の調節

挽き具合は、本体の底部分で調節する。

Varia Hand Grinder / ヴァリア コーヒーミル

この調節段階がすごく細かいのは、大きな特徴でもある。

Variaの挽き具合の調節段階は15クリックから120クリック内となっている。
120クリックまであるって手動ミルの中じゃかなり細かく挽き具合を設定できる方だと思う。
例えばコマンダンテというコーヒーミルと比較してみると、
大抵私は30クリック前後でドリップ用のを挽く。
一方、Variaは、60-90クリックがドリップ用らしい。
ドリップまでに30段階のコマンダンテと比べて、小さくみても60クリックと倍以上の段階がある

挽き目は、スタート地点が製品の使用状況や刃の微妙なズレなどにより変化しやすいものなので、挽き目調整には数字ではなく、クリック回数を用いることを推奨しているという。

説明書には分かりやすい目安を記載してくれていて、以下のようになっている。

Varia Hand Grinder / ヴァリア コーヒーミル 説明書
  • 15 – 30クリック : エスプレッソ
  • 25 – 50クリック : モカポット(マキネッタ)
  • 60 – 90クリック : ドリップ
  • 90 – 110クリック : フレンチプレス
  • 110 – 120クリック : コールドブリュー

まあ確かに、細かく挽き具合が調節できるのはメリットの1つ。

だが、クリック数を数えながら挽き具合を調節する時に80とかあると少し面倒でもあると思う。

小声で「123…60…80..」といった感じで数えながら挽き具合を設定するわけだ。
ある程度自分のミルの癖を覚えたら、手っ取り早く、ダイヤルの数を覚えるのも私はいいと思う。

そして構造としては、Variaは本体の細さもハンドル長さも本当にちょうど良くてすごく挽きやすい

そして、ちょっと改善して欲しいところは、粉受け
キュッとパッとすぐに回転して開閉できるようになっているんだけど、
半回転ぐらいで開いたり閉まったりするので、思わず開いてしまい豆をこぼしそうになってしまう。これは慣れもあるかもしれない。

そして、たまに使っている途中で粉受けが緩む少しあいてしまう)。
あと1回転ぐらい開閉までのアクションがある方がいい気がする。

使う上で気になったのはここの部分くらい(ちょっと細かいけど)。

Varia Hand Grinder 容量・サイズ感

Varia Hand Grinder / ヴァリア コーヒーミル

Variaの最大容量は、約26g – 28g

煎り具合によって多少変わってくるだろうけど、
最大で約400mlぐらい(コーヒーカップ 約2杯分)ドリップするなら、このくらいのサイズ感で足りる。
そして容量の割にかなりコンパクトになっていると思う。

Varia Hand Grinder / ヴァリア コーヒーミル

デザインは、シンプルで誰もが好むものだと思うし、質感や触った感じも高級感あって手にしっくりくる。
私もとても好き。
また、専用のケースにも入っているので、アウトドアにもいい。

Varia Hand Grinder / ヴァリア コーヒーミル

ちょっと場所は取るけど、この質感から言って傷つくのとかちょっと気になるから、
持ち運びにはケースがあるとやっぱり安心。
コーヒー豆も入れれるし、ケースのデザインもかっこいい。

ミル刃

Varia Hand Grinder / ヴァリア コーヒーグラインダー ミル刃

さて、Variaの魅力の1つがHRC58の硬度を誇る、ステンレススチール刃を使用しているというところだという。
HRC58というのが、どの程度すごい硬度なのかが調べても私じゃ分からず、なんとも言えないのだけど、切れ味抜群!ということに違いない。

多くの高性能手動ミルの特徴として、すりつぶすようにコーヒー豆を挽くよりも、カットして挽くということがある。
何となく想像してみるとわかるけれど、すり潰すより切った方が揃いは良くなる。

また、このミル刃の形状についてだが、TIMEMOREのものと同じだ。

Varia Hand Grinder / ヴァリア コーヒーグラインダー ミル刃

なんとなく同じ、、じゃなくて全く同じに見える。
素材は違うだろうけど、型は同じものを使用しているようだ。
この価格帯でコーヒーミルというとTIMEMOREのコーヒーミルも検討の候補になってくるだろうと思うので、一応。

挽いたコーヒー粉の粒度(均一性)

コーヒーミル 粒度比較

さて、コーヒーミルにおいては多くの種類があるけれど、「いいコーヒーミル」の定義というのは基本的に変わらない。
それは、粒度が均一なこと。
お湯で抽出する際にコーヒー粉のそれぞれの粒の大きさが違うと、抽出のされ方が変わってくる。
大きめの粒からは中の成分はゆっくりと抽出されるけど、細かければ早く抽出されてしまう。

さて、挽いてみた感じは以下のようになる。
書いてある数字はクリック数。

Varia Hand Grinder / ヴァリア コーヒーグラインダー 挽き具合

どの挽き具合も揃いはとてもいい方だと思う。
全体的に細めが得意とする感じで、ドリップ用は60 – 90クリックとなっているけど、
私は85クリックぐらいがいつものドリップ用かなという感じ。
そして特筆すべきは、やはりエスプレッソ用(極細挽き)の細さ
これについてはまた後ほど他のミルと比較しながら説明する。

この粒度の均一性、例えばコマンダンテのコーヒーミルを比較してみると、

Varia Hand Grinder / ヴァリア コーヒーグラインダー ミル刃

うん、コマンダンテ、やっぱりすごい。
愛されるのわかる。
でも、その分価格が違うから。

なので今回は同価格帯ぐらい1万円代のミルで比較してみようと思う。
私が持っているのでいうとTimemoreNANOと、CafflanoKRINDERになる(比較対象少なくて申し訳ないけど)。
CafflanoのKRINDERは、最近頂いたんだけど、これもすごくいい。
どちらも好きだけど、それぞれに良さがあって、用途や好みなどで選ぶ方は変わってくると思う。

まずはドリップ用ぐらい(中挽き)。

Varia Hand Grinder / ヴァリア コーヒーグラインダー 粒度比較

なんとなく同じ粒度に調整してる感じなので、完璧に正確ではないというのを踏まえてみていただけると嬉しいなと。

上の写真を見る限りだと、cafflano(カフラーノ)のミルは特に粒度の揃いがすごくいいように見える。
ちなみに、微粉は豆5gにつき Varia約1.6g、カフラーノは 約1.3g、TIMEMOREも 約1.6g

そして、一応書いておくと、TIMEMOREのNANOは日本で発売される前に購入したもので結構古いのでちょっと衰えとかもあるかもしれない。今度買い替えるか違う種類買ってみようかな。(もし買い替えたらまた写真撮り直してみます)

ただこのVaria、エスプレッソ用(極細挽き)となると、他のミルとは一線を画す

Varia Hand Grinder / ヴァリア コーヒーグラインダー ミル刃

まず、TIMEMOREのNANOはエスプレッソ向けというわけじゃないから粗いのは仕方ない。
そしてカフラーノはエスプレッソ挽きもできるというのが大きな魅力。
実際見る限り、十分挽き具合は細いけど、ドリップ用の挽き具合が優れている分、エスプレッソ用となると細さの限界もあるだろうと思う。
そして、このVariaは、とにかくものすごく細く挽ける
そして、それだけじゃなくて、挽きやすい。
力がさほど必要なく、私でもするする挽くことができる。
エスプレッソを挽くと考えると、私が持っているどのミルよりも挽きやすいと思う。
なので、エスプレッソ結構使うというなら、このVariaは最高におすすめだ。

構造とお手入れ

Varia Hand Grinder / ヴァリア コーヒーグラインダー 分解

さて、この構造についていうと、1zpressoにとてもよく似ている。
ただ、粒度の調節部分が1Zpressoの方は上のダイヤルでできるようになっている分、少し組み立てが大変かなという感じ。
それ以外はほぼ同じだ。

Varia Hand Grinder / ヴァリア コーヒーグラインダー 分解

分解は細部までしっかりできるので、掃除をしっかりしたい!という人にはいい。
パーツが多いように見えるが慣れてしまうと簡単だし、説明書にもしっかり書いてある。
上下にあるワッシャーの向きは、出っ張りがそれぞれ内側にくると覚えておけば、問題ない

Variaは、エスプレッソ挽きをよく使う人には特におすすめなのはもちろんだが、
高級感あるデザインでこの粒度と便利さ、性能でこの価格帯
そして、挽き心地・挽きやすさにおいては秀逸。

私はすごくおすすめ。

Varia Hand Grinder / ヴァリア コーヒーミル
Varia Hand Grinder
ヴァリア ハンド グラインダー

ちなみに、上のKIGUというのは、FELLOWなども取り扱うKurasu Kyotoの器具専用のサイト(Variaの正規代理店です)

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