TIMEMOREから新たなコーヒーミルが登場している。
今回は、一足お先にレビューしてみる。
よく中国出張に行くという知人の方が貸してくれました。ありがとうございます!
このTIMEMOREから新たに登場しているコーヒーグラインダー「Grinder Go」は、充電式の電動コーヒーミル。
細部にはもちろん違いがあるが、基本的には oceanrich のコーヒーグラインダーと同じような性能のものだ。
今回は細部まで比較もしている。
この充電式電動ミルの特徴は何と言っても豆を入れてスイッチを押すだけで挽くことができ、終わったら自動で止まる。
コードレスなのでアウトドアなど外への持ち運びも便利。
さらには電動なのにコンパクトで、プロペラ式のコーヒーミルとほぼ同じサイズなのに
臼式(コニカル刃)で粒度もある程度均一。
エントリーミルとしても、とてもいいと思う。
今回のTIMEMORE Grinder Goは、LAVIDAというメーカーとのコラボのようだ。
Timemore Grinder Go
まず、性能・機能を最初に挙げておく。
- 充電式でコードレスで使える
- 挽ける速度:5gで約10秒
- 挽き終わりは自動で停止(約5秒後に止まる)
- ミル刃:TIMEMOREのplusシリーズ
- 一度の充電で15g✕40回程度挽くことが可能
- 最大容量:60g
- 本体重量:660g
- 充電:USB TYPE-C
- 充電時間:2-3時間
- バッテリー容量:800mAh
Grinder Goの使い方
『使い方』なんて書いてるけど、使い方は説明する必要もないくらい簡単。
上からコーヒー豆を入れて
スイッチポチ。
すると、勝手に挽いてくれる。
さらに挽き終わると勝手にストップ。
私がはかった感じだと約5秒後に停止する。
挽き具合は、よくある手挽きのミルと同じで本体の底部分のダイヤルを回して調節する。
細挽きから粗挽きまで多段階で調節が可能。
Grinder Go 仕様
そして、Grinder Goの仕様とかいうか、細部の詳細を紹介する。
まず、ミル刃は、Timemoreのコーヒーミルの中でも「Plusシリーズ」というミル刃が使われているようだ。
このTimemore Goのミル刃部分を分解してみると、この3パーツ。
他のTImemoreの手動のミルと同じだ。
試しにTimemoreの違うシリーズの刃「NANO」のものと比較してみる。
Plusシリーズは斜めに入った刃の鋭い部分にも切り込みが入っている。
Plusシリーズのミルを使ったことはないのだが、微粉なども少なくなるようだ。
ということで粒度の揃い具合に期待してしまうところ。
今回は挽き具合も合わせて、同じような性能である oceanrich 自動コーヒーミルG2と比較してみた。
比較した方が、いい点・悪い点含めて分かりやすいと思う。
Oceanrich 自動コーヒーミルG2 と Timemore Grinder Go との比較
仕様の比較
まずは仕様の比較。
どちらも充電できてコードレスで使えて、挽き終わったら自動で止まるというところは同じ。
容量と重量
コーヒー豆を一度で挽ける最大容量は、Timemore Grinder GOが60g、oceanrichは約30g。
その分、重量はTIMEMOREの方が重く、TIMEMOREが約660g、oceanrichは、約582gとなっている。
サイズ感で言うと一回りTIMEMOREが大きく感じる。
アウトドア用にコンパクトさ重視ならoceanrichの方がおすすめだ。
また挽くことができる容量だが、私の場合普段は2人で飲むとしても最大500mlまでぐらいしかいれない。
500mlあれば、2人でたっぷり飲みたい時に十分な量。
だから、普段からメインで使うとしたら30gはギリギリの容量かな。
(500mlで大体約30gぐらコーヒー豆を使う)
でも、私はとても多くの飲む方だから2人なら30gでも大体十分だと思う。
ミル刃
上でも触れたが、コーヒーミルの刃に関して言えば、TIMEMOREはplusシリーズ系。
TimemoreのNANOを愛用しているが、その切れ味は折り紙付。
なので、このGrinder GoについているPlusシリーズの刃も間違いないと思う。
一方、oceanrichのミル刃はセラミック製。水洗いできる点は長所。
oceanrichの方は分解できないのでそこまで詳細はわからないものの、
刃に関して言えば間違いなくTIMEMOREのものの方がいいと思う。
挽くスピード
次に挽くスピードについて。
oceanrichの方は少し前にバージョンアップしてスピードが速くなったとはいえ、
正直スピードはTIMEMOREの方が格段に速い。
私が簡単にはかったものだが、参考までに書いておくと、
TIMEMOREは、5g挽いて約10秒で挽き終わり、5秒後に停止。
oceanrichは、5g挽いて22秒で挽き終わり、約10秒後に停止。
まぁコーヒーミルに関して言えば、速ければいいというものでもないと思うけど、参考までに。
挽きめ調節・挽き具合の比較
まず挽きめ調節方法は、TIMEMOREは一般的な手動ミルと同じように底部で調節する。
約14段階具合。
一方、oceanrichは5段階。
外側にある調節部分を調節することで挽き具合を変えることができる。
挽き具合の変更はoceanrichの方がしやすいけど、段階はTIMEMOREの方が多いので、 細かく調節したいならTIMEMOREの方がいい。
ちなみに、一度の充電で挽くことができる量は、
TIMEMOREは、満充電時間2 – 3時間に対して(約40回/1杯15g = 合計約600g)程度挽くことが可能。
oceanrichは、満充電時間約1.5時間に対して(約10回/一杯30g = 合計約300g)程度挽くことが可能。
そして気になるのが挽き具合。
挽き具合はなんとなくサイズを合わせて
左のoceanrichは、下から2番目の挽き具合(全部で5段階中)。
中央のTimemoreは、8クリック。
コマンダンテは、2つの挽き具合のサイズに合わせたもの。
コマンダンテはさすがの挽き具合。
実は、挽いたのを見た時から思っていたんだけど、
今回のTimemo Grinder Go、粒揃いがまあまあじゃない、、、?
ミル刃は上でも説明したように良いものなはずだから、軸がぶれてるのかな。
oceanrichの方がいい気がする。
参考までにTIMMEMORE Grinder Goで挽いた時はこんな感じ(数字はクリック数)
ちなみに、いちばん細く挽いたもの(0クリック)は、マキネッタ用ぐらいかな。
エスプレッソ用のミル BATARAZA Sette270wiと比較するとやはりそこまでは細くない。
Flairで試しに淹れてみると、粉をちょっと多めに淹れて調節してみたけど、圧がちょっと足りない感じだった。
なのでクレマもサラッとしてる。
デザインの比較
そして、最後はデザイン。
これは完全に好みになるのはわかっているけど、私はTIMEMOREの方が好み。
だけど、このデザインだからか1つだけTIMEMOREに難点が。
それはこの粉受け。
どうしてもこの溝の部分に粉がひっかかってとても取り出しにくい。
もう少し滑らかな段差だったらよかったのかもしれない。
Timemore Grinder Goの付属品はミルブラシとUSB TYPE-Cコード。
oceanrichは、計量スプーンもついている。
ミルブラシは絶対あった方がいいので、どちらも付属品でついているというのは便利だな。
お手入れの比較
さて、お手入れだが、TIMEMOREは刃を取り外せるのでとても綺麗にできるのがすごくいいところ。
ただ、豆を入れる部分に粉が張り付いてしまうことがあるので、こういう空気でシュッシュと掃除するものがあるといいかなと思う。
一方oceanrichは、刃の部分が取り外せないが、水洗いが可能となっている。
が、刃を擦ることができないので完璧に綺麗にというわけにはいかないのと、乾くまでに結構時間がかかる。
なので、綺麗にピカピカにお掃除したい派なら、TIMEMOREの方がいいと思う。
ちなみに、あくまで参考までに書いておくが、貸して頂いた方からの情報によると、本国で599元ぐらい(約1万円)で売っていて、NANOが650元となっていたとのことでNANOよりGrinder Goの方が安いらしい。
私の印象としては、電動のエントリーミルとしてはすごくいいと思うし、
大きなミルを置くスペースがない場合にもすごくいいと思う。
挽き具合に関しては、、、これからまたアップデートを期待かな、と。