2023年8月17日より、Fellow Opus Conical Burr Grinder (フェロー オーパス コニカルバー グラインダー)が日本上陸です。
このOpus(オーパス)は、コニカル刃のグラインダーで、
先日紹介したFellow Ode Brew Grinder Gen2よりもコスパよし。
今日時点(2023.08)で商品価格33,000円(税込)となっていて、Fellow Ode Brew Grinder Gen2は61,600円なので約半額。
この金額なら出せるかもという方も多いのでは。
もちろん、コスパだけじゃなく性能も◎。
エスプレッソ挽きまでできて、静電気除去機能付き。
細かな挽き目調節も可能です。
それにやっぱり Fellow はデザインがいいんですよね。
かなりコンパクトです。
今回サンプル機をお借りしましたので、細部まで紹介していきたいと思います。
Fellow Opus Conical Burr Grinder
オーパス コニカルバー グラインダーと読みます。
まずは主要な機能の説明から。
Opus Conical Burr Grinderの機能
(内部に搭載されているインナーリングを使用すれば、さらに細かな調整も可能)
2. 静電気低減機能がついていて粉が散らばりにくい
3. マグネット式キャッチで快適
4. タイマー式オートストップ機能搭載
1. 41段階の挽き目調節
Opusでは41mmのコニカル刃を使用。
魅力のひとつは、まずはなんといっても粒度の範囲が広いこと。
アウターリング(外側のつまみ)では1から11までの数字の間でグラインドサイズを調整できて、数字が大きくなるほど粗くなります。
各数字の間を調整ができる4つのステップがあり、合計41段階で調節できるようになっています。
また、内部に搭載されたインナーリングを調節すると、さらに細かな調整が可能に。
インナーリングは、この青い部分。
アウターリング(外側のつまみ)が「6」になっていることを確認したら、
下の写真のように少し押し込んで回転させます。
(-)の方へ設定するとそれだけ粒度は細くなり、(+)の方へ設定すると粗くなります。
(インナーリングの1ステップは、アウターリング1ステップの3分の2に相当)
このインナーリング、私が使うとしたらエスプレッソの粒度をもっと細くしたい時でしょうか。
挽き具合を細かく調節できることは、とても魅力的です。
また、Opusは、極細挽きから粗挽きまで対応しています。
ちなみに、Fellow Ode Brew Grinder Gen2はエスプレッソには対応していません。
エスプレッソまで可能は嬉しい。
また、粉受けはドリッパーなどに入れやすいような形状になっているんですが、
別途エスプレッソ用の粉受けも設置できます(付属)。
定番の58mmなら、ドーシングリングがなくても直接入れることができるんです。
実はこれすごく便利。
ちなみに私が持っているマキネッタにも使えました。
私が使っているのはブリッカ(2カップ)です。
かなりかなり、いいかも。
2. 静電気低減機能
そして、なんと、静電気低減機能までついています。
挽いた後、少しおいておくとこうやってコーヒー粉は落ちてくるので全く散らからないというわけではないですが、
挽いたあとの粉受けに静電気がないのはとても便利。
ドリッパーなどにコーヒー粉を移す時がスムーズです。
毎日何回も使うコーヒーミルだから静電気ないのは、私にとっては重要なこと。
ストレスフリーです。
3. マグネット式キャッチ
また、粉受けの底部分にはマグネットがついていて、
近くまで持って行くと、粉受けがシュッとマグネットによって定位置で固定されます。
最近のコーヒーミルの定番ですね。
これ、意外に便利なんです。
4. タイマー式オートストップ機能
タイマー式オートストップ機能では、電源ボタンを押す回数で停止するまでの時間を決めることができます。
- 1回プッシュで30秒後に停止
- 2回プッシュで60秒後に停止
- 3回プッシュで90秒後に停止
- 長押しで120秒後に停止
また、細かなところでいうと、ホッパーフタの裏に、挽き目の目安表が記載されています。
Odeでもそうでしたが、これって分かりやすくてすごく便利なんです。
ちなみに蓋は仕切りがあるんですが、狭い側のエリアはコーヒー豆が約20g、広い側は約40g入る設計なんだそう。
なんとなく、さっと計量したい時はいいのかも。
使い方
さて、Opusの使い方は簡単です。
挽き具合を設定したら、コーヒー豆ーを計量して、ホッパーへコーヒー豆をいれて、スイッチオン。
音は他の電動のコーヒーミルと比較すると明らかに小さめです。
また、スピードはゆっくり。
コニカル刃のコーヒーグラインダーは熱の発生を抑える目的もあり、どれもゆっくりだと思います。
また、家で通常に使う分にはないと思いますが、10分間の中で、6分間連続して動作させることができないようになっています。
動作が6分を超える場合には、30分休ませる必要があります。
あくまで家庭用、という感じです。
粒度の比較
さて、肝心の粒度はどうでしょうか。
左から一番細挽き、中央値[6]、一番粗挽きの順です。
他のミルでも共通していますが、エスプレッソも挽くことができるミルはどうしてもドリップ用には細い粉が混じりやすいです。
なので、ドリップ用の粉をみた時の粒のそろい具合は、高性能なハンドミルやFellow Ode Brew Grinder Gen2の方が優れています。
ですが、、エスプレッソも挽けて価格も比較的コスパがよくて、多くの機能を有しているなら十分じゃないかな、と思います。
つまりのところ、エスプレッソ用は全く使わず、粒の均一性をとにかく重視!なら、このコーヒーグラインダーは向かないかもしれませんが、いろんなコーヒーを楽しみたくて、使い勝手よく、デザインも重視ならこのコーヒーミルはすごくいいと思います。
ちなみに、参考までにいうと中深煎りのコーヒー豆9gを挽いて、微粉は2.5gでした。
お手入れ方法
細かな挽き目調節や静電気軽減機能など高性能ではありますが、私たちが触れる構造部分はとてもシンプル。
つまり、お手入れもとても簡単です。
ホッパーを回転させて外したら、ワイヤーを持って外刃を回転させて外します。
最初は少し力がいるかもしれません。
あとは粉を落とすだけ。
簡単ですが、隅々までしっかりと粉を落としやすくてすごくいいです。
外した刃をつけるときはカチッと音がするまでつけることをお忘れなく。
さて、総合的にみて、どうでしたか、、?
私は、すごく万能なマルチプレイヤーな感じがして、高評価。
家庭用としては十分な気がします。
何度もいいかますが、デザインがいいですしね。
発売は2023年8月17日 正午12時から発売開始です。