Fellowのドリップに特化したコーヒーグラインダー Fellow Ode Brew Grinder Gen2 が正式に日本で発売になります。
販売前ですが、サンプル機をお借りしました。
詳細をレビューしますので、参考になれば嬉しいです。
さて、今回発売になるのはGen 2 Brew Burrsという新しい刃を搭載した初代機からのアップグレード版。
初代機よりも細かな範囲まで対応しています。(エスプレッソは非対応)
エスプレッソ非対応とありますが、挽いてみた感じ結構細く挽けます。
マキネッタは大丈夫そう。挽き具合の感じは後で詳しく。
使った総合的な感想は「いい!」の一言。
機能は至極シンプルなんですが、静電気除去に、幅広いレンジの挽き、自動ストップ機能など「これがあれば十分」というものを完璧におさえてます。
そして、Fellowのものは、デザインが好きなんですよね。
ケトルと合わせても映えます。
全てにおいてさすが…といった印象です。
先行限定予約開始:2023年4月26日(水) 12時〜KIGUにて
予約者向け発送:5月初旬から中旬
一般発売:5月末ごろ予定
価格:61,600円(税込)
販売ページ:https://kigu.coffee/products/ode-brew-grinder-gen2
Fellow Ode Brew Grinder Gen2
Fellow Ode Brew Grinder Gen2
・カラー:ホワイト / ブラック
・サイズ:奥行23.9cm × 幅10.5cm × 高248.3cm
・コード長さ:約1m
・生産国:中国
・付属品:クリーンブラシ
使い方はとてもシンプル
Ode Brew Grinder Gen2の使い方は、他のコーヒーグラインダーと変わりません。
① 正面のダイヤルで挽き具合を設定
② 挽きたいコーヒー豆の量をはかってホッパーへ投入
③ 正面のボタンを押して挽く
挽き終わったら自動でストップ(これがすごく便利)。
おわりです。
使い方だけ見るととてもシンプル。
ですが、静電気除去やノッカーがついていたりと「私があったら嬉しい」が全部ついてる。
そして、挽くスピードがすごく速いのも特徴のひとつかも。
私の欲しかったものを全て網羅、Odeの機能と性能
Fellow Ode Brew Grinder Gen2の機能を細かく紹介していきます。
挽き具合の設定
挽き目の調節は、31段階可能。
正面のダイヤルで設定します。
どの粒度になっているかが一目でわかるし、ダイヤルを回すだけなので調節もしやすい。
そして、ホッパーの蓋の裏面には挽き具合の目安がわかりやすく説明されていて、これも嬉しい。
Odeは、ハンドドリップのグラインドに特化させていて、その範囲の中で細かな調節ができるようになっています。
エスプレッソ非対応となっていますが、かなり細くまで挽くことができるようになっています。
左が一番細挽き、中央は真ん中の「6」、右が一番粗挽きです。
ちょっとアップにしているのでわかりにくいかもしれませんが、、
刃の形状と粒度の均一性
Fellow Ode Brew Grinder Gen2の刃の形状は、
2枚のフラットな切れ込みの入った円盤上の刃を合わせて回転させてコーヒー豆をを切り刻むように粉砕するカット式。
出典:https://kigu.coffee/products/ode-brew-grinder-gen2
2つとも刃を外すのは大変だったのでKIGUさんから画像をお借りしました。
Gen 2 Brew Burrs(今回のミル刃)は、64mmのフラット刃を使用し、独自の2段階グラインド形状を持っています。
旧モデルから2年の歳月をかけて改良された高性能な刃だそうで、触ってみた感じとても鋭い。
日本のメーカーで言うと、カリタのナイスカットミルと同じようなミル刃の種類です。
また、PIDフィードバック制御のモーターにより、すべての豆に同じ力がかかるため、安定した挽き目を実現しているのだとか。
そして上述しましたが、挽くスピードがすごく速いです。
驚くほどあっという間に挽き終わります。
コーヒーミルは低速なものも多いです(特にコニカル刃のものは低速なものが多いですね)。
挽く時に熱があると香りや風味を損なう、と言われていたりします。
でも、実際のところ、一瞬ですし、家庭用ですし、私は全く気にならないです。
というか多分、味違いますかと言われても気づかないんじゃないかなと思っています。
ちなみに、注意書きに以下のようなものもあります。
・90秒以下の短い時間のグラインドを連続して行う場合には、最低でも90秒以上の間隔を空けてください。
・グラインダーは10分間の中で、6分間連続して動作させることはできません。動作が6分を超える場合には、30分休ませる必要があります。
家庭用なので大量に挽くことは稀ですし、個人的には気になる箇所には入りませんが、一応。
他のミルとの粒度の均一性の比較もしてみます。
同じような刃であるカリタのナイスカットミルと、私がよく使う手動ミル1zPresso JPproとの比較。
どうですか?
ドリップに特化したというだけあってなかなかいい感じと思います。
ちなみに、FELLOWの真ん中の「6」の挽き具合とおなじぐらいの挽き目をカリタのナイスカットミルで模索した結果、カリタのダイヤル「2」がちょうど同じぐらいかなと思いました(画像はKalitaはダイヤル2の挽き具合、FELLOWはダイヤル6の挽き具合)。
静電気防止機能
Ode Brew Grinder Gen2は、今回から静電気を低減する機構が搭載されています。
コーヒー粉飛び散り問題は、いつも快適に使う上では欠かせない。
もちろんホッパーを外したあと全く落ちないと言うわけではありませんが(他のミルでも少しは絶対粉は落ちる)、
散らばりはすごく少なく感じました。
粉を落とせるノッカーというのもついてますしね。
このグラインドノッカーとは、バネの力で余分な粉やチャフをキャッチに落とせるようになっているもの。
パンッパンッと何回かすると粉を落としてくれます。衝撃を与えて粉を落とす、という感じです。
ノッカー、よくコーヒーショップで見かけていいなぁと思ってたんです。
さらに、オートストップ機能付き。
なんと最後のコーヒー豆が挽かれたタイミングを正確に把握し、一定時間後に自動的にストップしてくれるんです。
これ、地味にすごく嬉しい。
ちなみに粉受けは磁石で固定されるようになっています。
最近のグラインダーのトレンドですね。この磁石の粉受け。
すごくいいです。
磁石にピタッと粉受けがはまると快感。
お手入れについて
さて、ミルの掃除についてです。
Ode Brew Grinder Gen2はミル刃全ても分解できるようですが、
掃除の際は表部分の刃を外して掃除する、という感じになると思います。
ただ、このコーヒーグラインダーは表の部分の刃だけでも分解するの結構大変ですし、
かなりしっかりとネジを固定しないといけないので、
あまり分解ばかりしているとネジのすり減りとかが気になる感じでした。
基本的には何か不具合があった時だけ分解して掃除する、という感じでいいんじゃないかなという印象です。
実際、私は掃除機かけたりブロワーで粉を落としたりなどは定期的にしてしますが、
ネジなどを分解して掃除というのは、こういう電動ミルではほとんどしないです。
長期間使わなかった場合は(そんな場合はないんですが)、少し掃除用にコーヒー豆を挽いてから、使い始めています(新品の時も然り)。
では分解していきましょう。
ダイヤル正面の四角いパネルを外したら、
大きなネジの方を4箇所外します。
このネジ外すの、ものすごく大変で結局電動のドライバー使わないと外せませんでした。
というのも、しっかりネジを締めていないと隙間ができてコーヒー豆が詰まってエラーが起きます。(すでに体験済)
あとは刃を外して粉を落とすだけです。
この公式動画を見ると分解掃除がわかりやすく、英語わからなくても全然大丈夫です。
https://www.youtube.com/watch?v=AuhZbWquYJ8&list=PLmypTqbQ9bkjaCRp1PZxOEjPOr20kI9al&index=5
まとめ
総合的に見て、「すごくいい!」というか、特に欠点見当たらなかったです。
(価格が高い…ぐらいかな)
・静電気除去機能で飛び散り少ない
・ノッカーついてる
・挽き終わりはオートストップ機能で快適
・挽くスピード速い
・ミル刃はカット式
デザインは、すごくコンパクトで本当にいい感じ。
あとは、コーヒーを思う存分楽しむだけです。
いいです。
先行限定予約開始:2023年4月26日(水) 12時〜KIGUにて
予約者向け発送:5月初旬から中旬
一般発売:5月末ごろ予定
価格:61,600円(税込)
販売ページ:https://kigu.coffee/products/ode-brew-grinder-gen2