ドリップポットの選び方
『注ぎやすさ』は、注ぎ口と持ちやすさ、この2つがポイント。
そして、さらに選ぶポイントとして付け加えるなら、
材質、容量、蓋があるかないか、温度計がついているか、デザイン、火にかけることができるかどうか、
以上の6つも考慮しておくといいと思う。
【動画】ドリップポットの選び方
ドリップポットを選ぶポイント
ドリップポットの注ぎ口
細いノズルで簡単に、細く、お湯を注ぐことができるようになっているものもあれば、
ノズルが太めで、慣れ次第で太くも細くもお湯を注ぐことができるようになっているものもある。
特に点滴状のドリップをしたいなら、やはりこの細いタイプのドリップポットがいいいと思う。
ただ、多めの杯数(4杯以上とか)をドリップする時は、
あまりに細いとえぐ味や雑味が出やすくなるし、
注ぎきるまでに、だいぶ時間がかかってしまうから。
多めの杯数をドリップする時はやはりこちらがいいと思う。
私の好みで言えば切り口が丸い(画像左)よりも、
長細くて切り口が大きくなっているもの(画像右)が注ぎやすくて好き。
ドリップポットの持ち手
ドリップポットの傾きや角度によって、お湯の量や注がれる位置が変わってくる。
それをコントールするのは、持ち手によるところが大きい。
一言で持ち手と言っても『形』や『材質』、『デザイン』もさまざま。
大事な部分なだけあって、どのメーカーも持ちやすい工夫がされている。
しっかり持てるように、太めのものが好き。
ドリップポットの材質
ステンレスのドリップポット
ドリップポットといえば、やはりこのステンレスが一般的。
サビに強くお手入れも簡単。
銅のドリップポット
琺瑯や銅は、ステンレスと比較して、どちらも熱伝導率が優れていてドリップポットとして使いやすい。
特に銅は熱伝導率が優れているのが特徴。
銅は、酸素や水などに反応して緑色のサビが出ることがある(緑青)のでお手入れには少し気をつける必要があるが、丁寧に使い込めば、色が変わっていき経年変化も楽しめる。
銅のドリップポット、私はまだ持っていないのだけど、いつかとびきりの1つを買って大切に使ってみたい。
琺瑯のドリップポット
琺瑯は、鉄の表面にガラス質の釉薬が施されたものなので、鉄同様、熱伝導率が優れている。
しかも、汚れやにおいがつきにくい上、洗いやすいのでお手入れが楽なのも大きなメリットの1つ。
デメリットというか気をつけることは、衝撃に弱いので落とさないように。
デザインはコロンとして可愛いものが多く、カラーバリエーションも豊富。
ドリップポットの容量
軽くて持ちやすく小回りがきくから。
でも、小さすぎると途中で継ぎ足さないといけなくなるので、自分が使う量に合ったものを選ぶのがおすすめ。
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ドリップポットの容量の目安
- ドリップバッグ用:大体200ml – 300ml
- 1-2杯用:500ml – 700mlほど
- 3人分以上なら、実質容量が800ml以上
蓋があるかどうか
個人的には蓋はない方が注ぎやすい気がするけど、蓋があるとお湯が冷めにくい。
これは、淹れ方の好み次第。
温度が測れるか
そのため、温度計がついたドリップポットもたくさん発売されている。
実は私がコーヒーを家でいれ始めた最初の頃は、「温度はなんとなくでいいかな、、」とか思っていたのだけど
コーヒーを淹れることに興味を持つようになると、どうしてもお湯の温度が気になり始めてくる。
そんな時、こういう温度計がついたドリップポットはすごく便利だ。
最初から蓋にくっついているものもある。
そして、温度計がついていないドリップポットには、温度計を付ければいい。
温度計はデジタルのものもあれば、アナログのものもあるが、
自分のドリップポットに合わせて取り付けることができるものを選ぶと便利。
ステンレスのドリップポットにはamazonで買ったこれを付けていて不便はないけど、
いつか最高にお気に入りの温度計に出会いたい。
ちなみに月兎印はこれを使うと傷が付きそうなので、
デジタルの温度計で測って、注ぐときには外して使っている。
電気ケトルについては、後述する。
そういえば、World Brewers Cup 2018でチャンピオンに輝いた Emi Fukahori さんは、ドリップの1湯目、2湯目などでお湯の温度を変えると言っていた。
しかも、使うコーヒー豆によって温度の設定もすべて変えているらしい。
同じお湯の設定にしていても、コーヒー豆によって「味がぜんぜん違うんですよ。」と言っていた。
コーヒーは、奥が深い。
デザイン
私は、コーヒー器具を選ぶ時には、必ずデザインもかなり重視する。
だって、コーヒー淹れる時ウキウキしたい。
火にかけることができるか
直火やIHにかけてお湯を沸かし、そのままドリップに使えるものも多い。
(ドリップポットというより、ドリップケトルと言うのかもしれない)
通常のケトルとしても使えるので、便利だと思う。
電気ドリップケトル
ドリップできるようにノズルがこうやって細くなっていたり、
温度を設定できるものも最近は多くなってきた。
温度設定ができる電気ケトルは、水から設定温度に合わせていくものもあれば、
一度沸騰させてから、徐々に温度を下げ設定温度に合わせるものもある。
みなさんは、どんなドリップポットに惹かれましたか?