コーヒードリップポットの選び方
コーヒードリップポットの選び方

[How to]

【保存版】ドリップポットの選び方

ドリップポットの選び方

ドリップポットを選ぶ時は「自分がどれだけ注ぎやすいか。」それをまず第一に考えればいい。

注ぎやすさ』は、注ぎ口持ちやすさ、この2つがポイント。

そして、さらに選ぶポイントとして付け加えるなら、

材質容量蓋があるかないか温度計がついているかデザイン火にかけることができるかどうか
以上の6つも考慮しておくといいと思う。

【動画】ドリップポットの選び方

ドリップポットを選ぶポイント

【保存版】ドリップポットの選び方

注ぎやすさのポイントは『注ぎ口』と『持ち手』

ドリップポットの注ぎ口

ドリップポットの選び方

ドリップポットの注ぐ部分は、
細いノズルで簡単に、細く、お湯を注ぐことができるようになっているものもあれば、
ノズルが太めで、慣れ次第で太くも細くもお湯を注ぐことができるようになっているものもある。

ドリップポットの選び方

細いノズルのドリップポットは、湯量の調節が簡単なのでとてもドリップしやすい。
特に点滴状のドリップをしたいなら、やはりこの細いタイプのドリップポットがいいいと思う。

ただ、多めの杯数(4杯以上とか)をドリップする時は、
あまりに細いとえぐ味や雑味が出やすくなるし

ドリップポットの選び方

フレンチプレスなどの抽出器具を使う時は、太いほうが便利。
注ぎきるまでに、だいぶ時間がかかってしまうから。

一方太いノズルの場合は、細くお湯の量を出す時は慣れや練習が必要になるけど、

ドリップポットの選び方

湯量の幅が広いので、様々な抽出器具に対応できるし、
多めの杯数をドリップする時はやはりこちらがいいと思う。

ドリップポットの選び方

また、注ぎ口の先端部分でも注ぎやすさは大きく変わってくる。

ドリップポット 注ぐ口先端部分

どれが使いやすいかは好みなのでなんとも言えないが、
私の好みで言えば切り口が丸い(画像左)よりも、
長細くて切り口が大きくなっているもの(画像右)が注ぎやすくて好き。

ドリップポット 注ぐ口先端部分

ちなみに、私が最も好きな注ぎ口はバルミューダかな。

注ぎやすさのポイントは『注ぎ口』と『持ち手』

ドリップポットの持ち手

ドリップポット 持ち手

持ち手は、注ぎやすさの上ではかなり重要だ。

ドリップポットの傾きや角度によって、お湯の量や注がれる位置が変わってくる。
それをコントールするのは、持ち手によるところが大きい。

一言で持ち手と言っても『』や『材質』、『デザイン』もさまざま。

大事な部分なだけあって、どのメーカーも持ちやすい工夫がされている。

ドリップポット 持ち手

参考までに私の好みを言っておくと、お湯をたっぷり入れて持っていても手が痛くならないよう丸みがあって、
しっかり持てるように、太めのものが好き。


ドリップポットの材質

ドリップポット 材質

ドリップポットの材質は、ほとんどがステンレスだが琺瑯や銅などもある。

ステンレスのドリップポット

ドリップポットといえば、やはりこのステンレスが一般的。
サビに強くお手入れも簡単。

銅のドリップポット

琺瑯や銅は、ステンレスと比較して、どちらも熱伝導率が優れていてドリップポットとして使いやすい。

特に銅は熱伝導率が優れているのが特徴。

銅は、酸素や水などに反応して緑色のサビが出ることがある(緑青)のでお手入れには少し気をつける必要があるが、丁寧に使い込めば、色が変わっていき経年変化も楽しめる。

銅のドリップポット、私はまだ持っていないのだけど、いつかとびきりの1つを買って大切に使ってみたい。

琺瑯のドリップポット

琺瑯は、鉄の表面にガラス質の釉薬が施されたものなので、鉄同様、熱伝導率が優れている
しかも、汚れやにおいがつきにくい上、洗いやすいのでお手入れが楽なのも大きなメリットの1つ。
デメリットというか気をつけることは、衝撃に弱いので落とさないように。

ドリップポット 注ぐ口先端部分

また、琺瑯は成形しにくいので、ノズルが太めのものが多い。
デザインはコロンとして可愛いものが多く、カラーバリエーションも豊富。

ドリップポットの容量

ドリップポットは、小さい方がお湯のコントロールがしやすい。
軽くて持ちやすく小回りがきくから。
でも、小さすぎると途中で継ぎ足さないといけなくなるので、自分が使う量に合ったものを選ぶのがおすすめ。

ドリップポット 容量

    ドリップポットの容量の目安

  • ドリップバッグ用:大体200ml – 300ml
  • 1-2杯用:500ml – 700mlほど
  • 3人分以上なら、実質容量が800ml以上

ドリップポット 容量

蓋があるかどうか

ドリップポット 蓋

ドリップポットには、蓋があるものとないものがある。

個人的には蓋はない方が注ぎやすい気がするけど、蓋があるとお湯が冷めにくい
これは、淹れ方の好み次第。

温度が測れるか

ドリップポット 温度計

コーヒーを淹れる時のお湯の温度は、コーヒーの味に大きく影響する。
そのため、温度計がついたドリップポットもたくさん発売されている。

実は私がコーヒーを家でいれ始めた最初の頃は、「温度はなんとなくでいいかな、、」とか思っていたのだけど
コーヒーを淹れることに興味を持つようになると、どうしてもお湯の温度が気になり始めてくる。
そんな時、こういう温度計がついたドリップポットはすごく便利だ。

ドリップポット 温度計

上の画像のHARIOのドリップケトルのように、蓋にさして付けることができるようになっているものもあれば
最初から蓋にくっついているものもある。

ドリップポット 温度計


そして、温度計がついていないドリップポットには、温度計を付ければいい。

温度計はデジタルのものもあれば、アナログのものもあるが、
自分のドリップポットに合わせて取り付けることができるものを選ぶと便利。

ドリップポット 温度計

なかなか温度計っていいのがなくて、
ステンレスのドリップポットにはamazonで買ったこれを付けていて不便はないけど、
いつか最高にお気に入りの温度計に出会いたい。

ちなみに月兎印はこれを使うと傷が付きそうなので、
デジタルの温度計で測って、注ぐときには外して使っている。

ドリップポット 温度計

さらに最近では温度を設定できる電気ケトルも多くなってきて、これもすごく便利でおすすめ。
電気ケトルについては、後述する。

そういえば、World Brewers Cup 2018でチャンピオンに輝いた Emi Fukahori さんは、ドリップの1湯目、2湯目などでお湯の温度を変えると言っていた。
しかも、使うコーヒー豆によって温度の設定もすべて変えているらしい。
同じお湯の設定にしていても、コーヒー豆によって「味がぜんぜん違うんですよ。」と言っていた。

コーヒーは、奥が深い。

デザイン

ドリップポット

私が言うまでもないけど、やっぱり自分が大好きなデザインのドリップポットを選びたい。

私は、コーヒー器具を選ぶ時には、必ずデザインもかなり重視する。

だって、コーヒー淹れる時ウキウキしたい。


火にかけることができるか

ドリップポット

ドリップポットというと沸騰したお湯を入れて使うものだけど、
直火やIHにかけてお湯を沸かし、そのままドリップに使えるものも多い。
(ドリップポットというより、ドリップケトルと言うのかもしれない)

ドリップポット

IHや直火で使えると、お湯を沸かして『移す』という手間がいらないし、
通常のケトルとしても使えるので、便利だと思う。

電気ドリップケトル

バルミューダ 電気ケトル

ドリップしやすい電気ケトルというのもたくさん発売されている。
ドリップできるようにノズルがこうやって細くなっていたり、
温度を設定できるものも最近は多くなってきた。

温度設定できる電気ケトル一覧

温度設定ができる電気ケトルは、水から設定温度に合わせていくものもあれば、
一度沸騰させてから、徐々に温度を下げ設定温度に合わせるものもある。

バルミューダ 電気ケトル

また、保温機能もついていたりして、温度設定できる電気ケトルはあるとすごく便利。
さて、以上が、私が考えるドリップポットの選び方。

みなさんは、どんなドリップポットに惹かれましたか?

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