独特なフォルムとスタイリッシュなデザインの「dotyk dripper」(ドティックドリッパー)を頂きました。
ウクライナのドリッパーです。
「dotyk」の最大の特徴は、コーヒー豆に含まれる炭酸ガスが迅速かつ均一に放出させることで抽出効率が高まるということ。
さらに、適度に温度を逃がすことで、抽出の最終段階にでる好ましくない風味を抑えるんだとか。
実際の感想としては、お湯の抜けがとてもいい感じ。
そして何より、陶器の質感がかなり好みです。お気に入りドリッパーのひとつになりそう。
dotyk dripper ドティックドリッパー
ウクライナで誕生した『dotyk dripper』
立体的でユニークな美しいデザインと、スペシャルティコーヒーの美味しさを存分に引き出す
機能を持つ『dotyk dripper』は、若干23歳だったDmytro Mohylenko氏によって生み出されました。
“dotyk”とはウクライナ語で「触れること、つながり」を意味するそうです。
世界中の人達とコーヒーを通じてつながりたいという彼の想いが詰まった、ドリッパーです。
丸みを帯びた独特のデザインがとてもかわいい。
しつこいようですけど、質感がとても好きです。
『dotyk dripper』の特徴
『dotyk dripper』には『original』と『next generation』2タイプがあります。
『original』と『next generation』の違いはリブの数。
今回、ご紹介しているのはリブが14個ある『original』タイプです。
『original』は、14個のリブ。開口部は全面積の43%で、コーヒーの酸味のポテンシャルを最大限引き出します。
味わいは明るく、軽やかでジューシーなボディだそうです。
『next generation』は、12個のリブ。
開口部は全面積の32%で、コーヒーの酸味・甘味のバランスが取れて、比較的厚みのあるボディとなります。
『dotyk dripper』には、ウクライナ東部のSloviansk(スロヴャンスク)の粘土を使用しており、
立体的なデザインとあいまって、高級感のある仕上がり。
色味も少しクリームがかった白で可愛らしい。
ちなみに、2024年に開催された「ウクライナ・ブリュワーズカップ」にて優勝したIryna Basko氏が使っていたのは、この『dotyk dripper』です。
彼女による抽出レシピも一緒に入っていました。
このレシピを参考に淹れるのも楽しいです。
『dotyk dripper』の使い心地
最初に述べたようにとてもお湯の抜けがいいです。
私は浅煎りを基本的に飲むということもあって、抜けが良くてお湯がサッと抜ける感じのドリッパーの方が使いやすくて好き。
これは完全に好みだと思いますので、ゆっくりとどっしりした味わいが好きな方はnext generationの方がおすすめです。
また、ドリッパースタンドは雲の形になっているですが、シリコンに溝がついていて、ここにドリッパーのリブがピッタリハマるのでちゃんと固定されます。
紛争の最中にあるウクライナで、コーヒーを通じて世界中の人々と繋がりたいという想いで作られたという『dotyk dripper』。
遠く離れた日本で『dotyk dripper』を通じて、ウクライナに思いを馳せることができました。
『dotyk dripper』の適応ペーパーフィルターサイズは、円錐フィルター01、02サイズ。
食洗機は不可となっておりますので、ご注意ください。