2019年9月11日から13日まで行われたアジア最大級のコーヒーイベントSCAJ2019へ行ってきました。
昨年時間が足りなかった反省を活かして、今回は12日・13日の2日に渡って。
ちなみに上の画像は、2018 World Brewers CupチャンピオンのEmi Fukahori/深堀絵美さんが淹れている様子。
SCAJは、とにかくいろんなコーヒー系チャンピオンが勢揃いしています。
実際、【美味しいコーヒー】を淹れることができる人ということを
世界的に認められているということなので、
分かりやすいし、見てみたい・飲んでみたいと思うのは、誰しも当然。
私も足が向いちゃいます。
さて、今年のSCAJ2019ですが、 昨年(2018年)よりも出展社数が多くなっていた印象。
特に、台湾をはじめ、中国など海外の器具が増えていたかな。
しかも、どれもすごくいいプロダクトばかりでした。
ここで紹介しているプロダクトに関しては、
詳細をまた詳しく別記事として掲載していく予定としていますので、
今回の記事では簡単にさらりと紹介してます。
みなさんも行った気持ちになって見て頂けると嬉しいな、と。
ちょっと長くなりますが、お付き合いください。
まだ発売するか未定なので少し待ってというところがちょっとだけありましたが、ほとんど掲載許可を頂けましたよ。
SCAJ2019
まずは、定番のコーヒー器具メーカーから順に紹介していきます。
※なんとなくで、順不同
Kalita カリタ
カリタの一番注目のアイテムは、すでにニュースリリースでも出ていますが、おしゃれな電気ケトル。
Klita 電気ケトル
ポイントとしては、温度調節が可能なこと、倒れてもこぼれないこと、蓋がはずれないようにくっついていることでしょうか。
また電源プレートの方は、ボタン表示の説明などは書かれてなく、
手で触れることで温度をはじめ、いろいろと設定できるようになっています。
カラーは、ブラックとシルバーで、来年発売の予定。
そして、Kalita GO BREW。
Kalita GO BREW
このKalita GO BREWは、一見ただのペットボトルのような雰囲気ですが、
中にドリッパーが入っていて、ドリップしたあとは、そのままボトルとして使えるという、アウトドアにもぴったりな代物。
これは、年内発売予定だそう。
最後は、スタイリッシュなデザインのミルクフローサー。
ミルクフローサー
カラーは、何になるかまだ未定だそうですけど、デザインがかなりオシャレ!
ミルクフローサーってですね、なかなかないんですよ、スタイリッシュなデザイン、笑。
ポップなかわいい系はあるんですけどね。
また詳細は発売頃に、それぞれ詳細記事を紹介する予定にしてます。
ちなみに、カリタさんのブースでは、時間ごとに有名なコーヒーショップの方々がコーヒーを淹れていて。
私の地元福岡のロースターさんで言うと、
COFFEE COUNTYの森さんやMANLY COFFEEの須永さんがコーヒーを淹れていましたよ。
森さんは人だかりがすごくて写真撮れず、須永さんは時間に間に合わず、、
いつ行っても人が多く賑わっていました。
そうそう、YouTuberのカズマックスさんもカリタでコーヒーを淹れていて。
今回ご挨拶させていただくことができました。
動画通り、ニコニコ笑顔が可愛らしくて、謙虚な方でした。
ありがとうございました!
カズマックスさんも、SCAJの様子の動画をアップされると思うので、そちらもぜひ。
HARIO ハリオ
入ってバーン!とブースがあったHARIOさん。
ですが、今回新商品として展示されていたのは、ステンレスボトルとタンブラーをいくつかのみ。
他は、2019年1月にたくさん発売されるらしいですが、今回のSCAJではお披露目はなしでしたよ。
うーん、残念。
ステンレスボトルとタンブラーの詳細に関しては、また別記事で。
その代わりと言ってはなんですが、ワールドブリュワーズカップ2016(World Brewers Cup)の世界チャンピオンの粕谷哲さんがコーヒーを淹れていまして。
そのたびにすごい人だかりができていました。
cores コレス
最近リブランドも行って、さらに洗練された印象があるcores(コレス)。
ちょうど先日紹介していたコーンゴールフィルター&サーバーと、コーヒーキャニスターが飾ってあったんですが、
実際に見てみると、想像以上に、かなりピカピカしていて、ゴールドも薄く、クリアガラスセットにすると凛とした印象。
コーヒーサーバーのフォルムが特徴的です。
更にcoresでは、ペーパーフィルターとラッセルホブスのコーヒーメーカーと、ハンドドリップでのコーヒーの飲み比べをされていました。味が結構違って、それぞれ良さがあって。
コーンゴールドフィルターで抽出すると、
フレンチプレスほどじゃないけど、コクがあって、
ペーパーフィルターほどあっさりしてないという感じ。
「カフェオレにすごく合うんですよ」と、言われていたんですけど、たしかにそうかも。
フレンチプレスにすると重すぎるし、ペーパーフィルターでのドリップだと軽すぎるし。
何より、カフェオレにすると、私の場合微粉があまり気にならないんですよね。
コーンコールドフィルター&サーバーとコーヒーキャニスターは、2019年9月24日発売予定。
また、今後素材違いのコーンフィルター&サーバーも発売予定だそうで、それはゴールドじゃない分お値段もリーズブルで、初めての方でも試しやすいものだそうです。
味はやっぱり、ゴールドのほうが熱伝導やいろんな観点から優れているそうですけど(有名ロースターさん監修)、構造は同じなので私とかだと、あんまり味の違いはわからないかもですね。
そちらも、楽しみ。
The Roast
先日、イベントにもお邪魔したThe Roastのブース。
豆香洞コーヒーの後藤さんが話しているときはいつも人が多く賑わっていました。
上の写真は、今回かなり高級な豆を急に焙煎することになって悩む風のポーズをしてくれたもの、笑。
そうやって、急遽焙煎することになっても、すぐにレシピを自由に変更できるので対応できるというのは、The Roast Expertのすごいところですね。
そして、初めて見る内部構造。
そうそう、それとですね、これはコーヒー関係者の方・お店などを持っている方向けの情報ですが、最近パナソニックではスタバのコーヒーカスを埋め込んだ壁の提供を開始したそうで、これが素敵でした。
実際、ブースの壁もこれでした。
毎日すごい量のコーヒーかすが出ているはずのスターバックス。
エコですね。こういうの好きです。
すでに、いろんなお店で使われているそうで、一応今の所は個人の家庭というより、お店などように提供されているそう。
コーヒー粉が使われているというだけでなくって、打ちっぱなしっぽくてかっこいいのも好印象。
お店を開業予定・リニューアル予定の方は、ぜひ。
Brewista ブリューイスタ
そして、今回気になっていた新しいドリッパーとサーバーを発売していたBrewista(ブリューイスタ)。
今回のSCAJでは、大会や生産地の方のところなどでも、Brewistaのケトルや器具使っているところが目立ちました。
私の元々の印象としては、どれも器具が少し大きめなので、お店に向いていそうだなという感じだったんですが、実際に説明聞いてみると機能的にかなり良くって。
家庭でも使う人増えるかも。特にスケール、欲しくなりました。
ちょっとHPでは分かりにくくて紹介できていなかったケトルと、スケールに関しても、詳しく聞いてきました。
これらの詳細は、別記事で。
早めに掲載します!
Bodum ボダム
いつの間にか、電気式サイフォンが発売開始になっていましたよ。
おっと、、、見逃してました。
そして、新たに発売されるのが電気ケトル。
軽くて、ボタンも1つだけという、いわゆる従来からあるすごくシンプルな電気ケトル。
ボダムで揃えてる方とか、よさそうです。
また、ボダムの人気のダブルウォールのグラスのプラスチックバージョンも発売予定。
今流行りのアウトドアに良さそう。
子どもにもいいですね。
そして、シーズン毎に発売されるカラーは、ポップでかわいいカラー。
BARISTA&CO バリスタアンドコー
BARISTA&COの新アイテムは、Twist Press(ツイストプレス)とShorty Pour Over Jug(ドリップポット)。
特に、ツイストプレスは構造的にも新しい。
触らせてもらいましたが、動きはすごくなめらか。
エアロプレスのツイスト版といった印象ですね。
そして、取っ手がないタイプのドリップポット。
英国も日本と住宅事情が結構似ているそうで、キッチンもあまり広くないんだとか。
なので、このドリップポットは、家庭でも邪魔にならないように取っ手を外していて、更にポット自体を持つのでお湯のコントロールもしやすそうでした。
私、BARISTA&COのデザイン好きでよくチェックしているんです。
これもまた、発売になったら詳細を記事で。
BARISTA&CO | バリスタアンドコー
IFNi ROASTING & CO.
私が個人的にかなり気に入った10月発売予定のIFNi ROASTING & CO.の焙煎器具。
遠赤外線効果のある陶器で、火にかけてぐるぐる回すと焙煎ができるようになっているんですが、、、
これ、普段は普通にお鍋としても使えるんです。
ご飯炊いたりとか。
実は私最近、お米を鍋で炊いていて、、、
ごはん鍋探し中。
だから、特に惹かれたのもあるんですけどね。
10月から発売予定。
自家焙煎興味ある方は、いいかも。
また、MT.FUJI DRIPPER (IFNi×ILCANA)の新色カパーも発売予定だそうで、このカラーいいですねぇ。
私も持ってます、MT.FUJI DRIPPER。
APIX(Drip Meister)
さて、お湯をいれるとぐるぐる回って、
自動でドリップしてくれるというタイプのコーヒーメーカー
Drip Meisterを発売しているAPIXさん。
新たに発売されるのは、ドリップマイスター シングル(スモール版)と、ドリップケトル。
スモール版のドリップマイスターは、フィルターはもちろんですがドリップバッグに対応しているのが強み。
ドリップバッグ、使ってる方多いと思うんですが、自動で淹れてくれるってかなり新しい、、、、!!
(ピントが、、、)
アウトドアにもいいとのことですが、私だったら両親へのプレゼントとかかな。
ドリップバッグ使ってる方にはすごくいいと思う。
ドリップケトルは、まさかの話聞くのに夢中で写真撮り忘れた、、、
けど、また詳細記事書くので、その時に。
LOCA
私もイチオシのLOCA セラミックフィルターは、今年も。
テレビに出た影響で今すごい人気なんだとか。
ここでもひっきりなしに人が見に来ていましたよ。
1Zpresso社
さて、こちらは台湾のコーヒーグラインダー。
有名なようなんですが、すいません、私今回初めて知っちゃいまして。
圧倒的な切れ味と品質で、、比較対象としてはコマンダンテ、、というところらしいです。
今回、新たに発売になったのが、Makuakeで先行発売されているQ2モデル。
すでに発売されているのと比較して、すごくコンパクトになっています。
これさえあればコーヒーを抽出できるコンパクトなドリッパーなどがセットになったものがQ2モデル。
バラ売りなどがされるかどうかは、まだ未定とのこと。
また、ほかに台湾系では、自動コーヒーメーカーiDrip、先日紹介したSimpleRealなども出展していましたよ。
Simple Realの『TAMAGO』シリーズに、一目惚れ。
あとはですね、以前CAFICTでミルとスケールを紹介していたTimemoreも。
Timemore
現在コーヒーグラインダーは日本で販売されているんですが、今後の予定については、、、まだ未定とのこと。
特に電気系は時間がかかる、、と言ってましたね。
【レビュー】Timemore の PORTABLE COFFEE GRINDER『NANO』、名品です。
【レビュー】Timemoreのドリップスケール『BLACK MIRROR』、 コーヒーマニアにはたまんないと思う。
そうそう、以前紹介していたコーヒースケール。
日本では、変わらずまだ発売されていないんですが、iOS版のアプリ、出てました。
中国語だったので、見つけきれなかっただけでした。
アプリ名は中国語でしたが、中は英語だったので問題なく使えると思います。
【黑镜】という名前で検索すると、【黑镜手冲】という名前が出てくると思うんですが、それです。
もし、必要な方がいましたら、コピペでどうぞ。
もっとお話聞きたかったんですが、みなさま、日本語が片言でして、、、
今回日本語より英語、、というところがあって、私、英語を真剣に頑張ろうって思いました、、。
コーヒープレスとか、デザイン好きだったな。
バリスタハッスル ジャパン
そして、器具ではないんですが、バリスタの方向けのオンライン講座ハッスルラボ。
The Roastも焙煎のeラーニングを開始ということで、きっとこちらも需要があるけど知らないという方も多いのではないかな、と思いまして。
オンラインコースの総監修は、2014年度のワールドバリスタチャンピオンシップ 世界チャンピオン井崎 英典さん。
ちなみにですが、井崎さんも、バリスタハッスルジャパンの方も、
次の日行ったジャパンエアロプレスチャンピオンシップにて、かなりはじけてました、笑。
特に井崎さん、話面白いし知識も豊富だから聞いてて納得できるし。大好きになりました。
何かを学びたいと思うとき、どうせなら面白い人が関わっている方がいいですよね。
コーヒー器具も発売されていましたよ。
翻訳には、コーヒー季刊誌STANDARTチームも関わっているそうです。
BH Japan
さて、器具系は以上で終了。
あとは、他の会場の様子も少しだけ。
Coffee Village コーヒー ビレッジ
今回も昨年同様、様々なロースターやカフェが。
知らないところも、結構多かったな。
器具見るのに夢中でほとんど寄れなかったんですが、LEAVES COFFEEさんのエスプレッソだけ頂きました。
ごちそうさまでした!
隣ではSTANDARTも。
ですが行ったとき、人が多くってうまく写真取れず、お話だけ。
最後に、寄ろうと思ってたのに。買って帰るの忘れました。
ほかに、今年はコーヒー豆産地の方々が多く出展していて、昔ながらの焙煎方法の紹介なんかも。
でも、なんと行っても特にゲイシャの人気は飛び抜けてました。
ブースもブラックですごくかっこよかったし。
そして試飲させてもらったけど、やっぱりやっぱり美味しかった、、、、。
人気があるのが分かります。
人がすごくて写真諦め。
最後は、一番最初の写真の2018 World Brewers Cupチャンピオン、
Emi Fukahori/深堀絵美さんのところ。
3回に分けてお湯を注ぐんですが、それぞれ温度を変更していました。
さらに毎回豆によっても、温度を変更するんだとか。
気さくで、すごく話しやすくて素敵な方でした。
ちなみに、ここはブラジルのダテーラ農園のブース。
カッピングもされてましたが、美味しかったし、1つ1つにイラストがついて説明も詳しくてこだわりを感じました。
ということで、今回は合計7時間ぐらい回ったんですが(疲れた、、)、いろんな出展があって楽しかったです。
コーヒー器具、最近のトレンドとしては、アウトドアブームもあり、アウトドアを意識しているメーカーも増えてきている印象。
最近増えてきた携帯できる電動コーヒーミルとか、まさにそうですよね。
また、来年も行こうっと。
※上に記載してある発売予定などは、あくまで予定なので前後する可能性などが多くあります。