STANDART 11号。
2020年1月には発売されていたのだけど、内容が濃いからいつも読み終えるのに時間がかかってしまう。
STANDARTの冒頭には、以下の一文がある。
STANDARTは一握りのプロを対象にした雑誌ではありません。
むしろ私たちが目指すのは、コーヒーやそれを取り巻くカルチャーを愛する人たちと、コーヒーを仕事にする人たちとをつなぐ架け橋のような存在です。
「なるほど」と思いつつ、、、だが、そうは言ってもSTANDARTの内容はかなりのコーヒーギークが好む内容だと思う。
コーヒーへの考察や生産地のことをはじめ、
コーヒーに携わる仕事をしている人にフィーチャーしている記事が多く、
コーヒー業界全体を考えている人にほど面白い内容になっているように感じる。
正直言うと、私はあまり小難しいコーヒーの考察的な話は進んで読むほうじゃない。
バリスタ特集も好きな人の場合だけ、じっくり読んでしまう。
ところが、STANDARTでは考えもしなかった内容が目に飛び込み、読んで唸ることも多い。
例えば、カフェや競技会における女性差別の話はかなり印象に残っている。
つい、ネットの情報が多くなってしまいがちな私にとってそういう発見が新鮮で、
『本』という良さはこういうことなんだなと思う。
STANDART 11号
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【目次】
- 研究対象「コーヒー」
- スリランカ
- バリスタへの期待
- Allpress Espresso
- Meet Your Barista
- 取るべき行動のかたち
- ボスでいるということ
- Meet Your Stockist
- 他視点と多視点
- Meet Your Guest
- 『コーヒーと日本人の文化誌』のその後
- オリジンストーリー
- オースティン
ちなみに、今回のSTANDARTで一番好きだった特集は、研究対象「コーヒー」。
小難しそうな特集で、思いもがけない言葉が飛び込みコーヒーを吹き出しそうになった。
そこから、ついつい引き込まれて、この項目をあっという間に読んでしまったのだけれど。
そして、いつも楽しみにしている世界のカフェ特集は、オースティン。
オースティンは、アメリカ合衆国テキサス州中央部にある都市。
いつか、「世界をのんびり旅行しまくるおばあちゃんになりたいな。」なんて夢見てる私には、毎回好きな特集。
初めて知ったな。オースティンでコーヒーがあついなんて。
香港のバリスタチャンピオン Amber Coffee Breweryのコーヒー
STANDARTでは、定期購読すると世界のロースターのコーヒーがついてくる。
今回は、香港のバリスタチャンピオンのお店 Amber Coffee Brewery のコーヒー。
このコーヒー、ものすごく美味しかった。
・農園名:El Paraiso
・品種:Castillo
・フレーバー:キンモクセイ・パッションフルーツ・赤りんご
今回は、Cores(コレス)のゴールドフィルターダブルウォールマグを使って。
この器具は、コーヒー粉とお湯をいれて、4分おけばできあがりというもの。
簡単ですごく便利で、しっかりコーヒーの味を味わえる。
酸味も甘みもあって、香り豊か。
飲んだ瞬間、「美味しい!」と思えるコーヒーだった。
美味しいコーヒー飲みながら、のんびり本が読めるって幸せ。
香港行ったら、絶対行きたい。