今回紹介するのは、ALESSI(アレッシィ)のMOKA エスプレッソコーヒーメーカー。
頂きました!
日本ではマキネッタと言われることが多い直火式エスプレッソコーヒーメーカー。
モカポットなどと言われることもある。
下から直接火にかけてエスプレッソを抽出するコーヒー器具で、イタリアではどの家庭にもあるという定番のコーヒー器具。
ちなみに、マキネッタと言えばビアレッティのモカエキスプレスが有名。
今回紹介しているALESSIのMOKAのデザインは、建築家 David Chipperfield(デビッド・チッパーフィールド)氏によるもので、2つの視点でデザインされているという。
1つは、ひとつは素晴らしい現代デザイナーによる産業的類型に対して進化をもたらせること。
そしてもう1つは、1930年代にMOKAを最初に製造したアルフォンソ・ビアレッティ氏は、アレッシィの現社長であるアルベルト・アレッシィ氏の義理の祖父にあたることから、オマージュとしてデザインされている。
そう言われると似ている。
このアレッシィのデザイン、、、私はすごく好みなんだ。
持ち手がグレーなところとか、直線的でありながら、可愛らしい雰囲気とか。
毎日使いこんでいきたい。
ALESSI アレッシィ
ALESSI【MOKA】とビアレッティ【ブリッカ】
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MOKA エスプレッソメーカー
このMOKAエスプレッソメーカーの本体は熱効率の高いアルミニウム製。
グレーのハンドルとつまみはプラスチック製になっている。
アルミニウムは、コーヒーメーカーの内壁に薄いコーヒー膜を徐々に形成し、エスプレッソに独特な風味を与える。
アルミニウム製のエスプレッソメーカーで淹れたコーヒーは、
ステンレス製で淹れたものに比べ、より豊かでまろやかな風味となるのだとか。
ただし、アルミニウムはステンレスに比べて大気の影響を受けやすいので、
毎日使わない時はしっかり乾燥させて湿気のない場所に保管するということを気をつけておく。
久々にまた使用する時は、最初に淹れたコーヒーは捨てる。
※ 湿気の多い環境下では長期間使用しないとエスプレッソメーカーの本体に酸化した小斑点が現れることがある。けれど、コーヒーの質にはなにも影響しないとのこと。
そして、マキネッタの使い方はコツさえ分かればすごく簡単。
まず、マキネッタは3つのパーツからなっている。
左)バスケット:コーヒーの粉を入れるところ
中央)ボイラー:水を入れるところ
右)サーバー:抽出されたコーヒーが溜まるところ
淹れる手順は以下の通り。
2. コーヒー粉をセット
3. サーバーを取り付ける
4. 火にかける
実際に詳細な手順を説明していく。
1. 水を入れる
セーフティバルブより上に水がこないように下部ボイラーの部分に水をいれる。
2. コーヒー粉を入れる
次にコーヒー粉をセットする。
この時のコーヒー粉は細挽き。
エスプレッソほど細く挽いてしまうと上にお湯が通らず、うまく抽出できないので、沸騰したお湯が通り易くゆっくり風味が抽出できるように、細かく挽きすぎていないコーヒー粉推奨。
だけど、ドリップほど粗いとうまく抽出できなかったり噴出してしまうことがあるので、
エスプレッソほどではないにしても細く挽くようにする。
例えば、私が今よく使っているCoresのコーングラインダーでは一番細挽きにしている。
それと、コーヒー粉はエスプレッソのようにギュッと押し込まず(タンピングしない)、普通に入れてすりきる。
この時、縁にコーヒー粉がついていると空気が漏れる原因になるので縁のコーヒー粉はしっかりと手で払っておく。
あとは、ボイラーにストンとセット。
3. サーバーをセット
あとはサーバーをセットすれば完了。
マキネッタを使う上で一番注意すべき点がここで、しっかりきつく締める必要がる。
締めが甘いと空気が漏れてうまく抽出できなかったり、コーヒーが溢れたりしてくる。
4. 火にかける
セットが終わったら、あとは火にかけるだけ。
火は底径からはみ出ないぐらいの強さに。
強火にすると取っ手が熱くなったり、燃えてしまうので注意。
気をつけないといけないのは、マキネッタは底径がとても小さいのでコンロによっておけない場合が結構多い。
その時は下のようなこういうガスバーナープレートを使う必要があるので、
マキネッタを購入する時は底径のことも考慮しておいたほうがいい。
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ちなみに、私が愛用しているカセットコンロCUBEは、底径が小さくても置けるからすごく便利なのでおすすめ。
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あとは、数分したらゆっくりエスプレッソが抽出されはじめる。
実はこのエスプレッソが抽出される瞬間を見るのが私はとても好き。
いい香りもするし、見ていてなんだか嬉しくなってしまう。
私は出てくる泡が大きくなり始めたら、火を止めている。
ちなみに、マキネッタで抽出したコーヒーは通常のエスプレッソが9気圧ほどで抽出するのに対して、
これは2気圧ほどとされているのでクレマは少ししか出ないのが普通。
また、アレッシィのMOKAエスプレッソメーカーのサイズは1カップ用・3カップ用・6カップ用の3種類ある。
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ALESSI MOKA Espresso Maker
- IH不可
- 容量: 1カップ用/7cl 3カップ用/15cl 6カップ用/30cl
今回私が頂いたのは、3カップ用(150ml)。
150mlというと1人で飲むには少し多い。
私はエスプレッソは砂糖を入れてぐいっと…..とは飲まず、大抵カフェラテにすることが多い。
なので抽出したてをカフェラテにして、
残りは熱いうちに砂糖をいれて混ぜて
密閉して冷蔵庫へ入れていることが多い。
そうすると、飲みたいときにさっと美味しいコーヒー牛乳を作ることができる。
お風呂上がりに飲むと幸せ。
そのほかにも、実はわたしはプリンのカラメルにも使ったりしている。
エスプレッソでカラメルを作る時は、小さじ1の水に砂糖大さじ1.5を溶かし、
砂糖がとけて茶色く色づいてきたら(焦がしすぎない)日を止めてエスプレッソを大さじ1〜2杯。
もう一度火を入れてよく混ぜ砂糖とエスプレッソが混ざりあったらすぐに日を止めてできあがり。
いうほどコーヒーの味はしなくなる(ほんの少し香る程度になる)のだけど、
ちょうどいい苦さと甘さのカラメルができるから好きなのよね。
ちなみに、プリンはいつもなかしましほさんのレシピを愛用。
簡単で、かたすぎず、やわらかすぎず、最高に美味しいプリンができる。
プリン大好き。
洗うときに洗剤は絶対使わない
そして最後に注意点があって、それは洗剤で洗わないこと。
エスプレッソのコーヒーの油分が表面にあって、美味しく抽出できるので基本的にエスプレッソ器具は洗剤で洗わない。
水で流すだけなのですごくお手入れ楽。
ただ、最初に使う時だけは洗剤でよく洗って、しっかりとすすぎ、コーヒーを2、3回淹れては捨てるを繰り返す。
私は一応3回。
また、多く作りすぎてしまったコーヒーは、凍らせている人も多いみたいだった。
(YouTubeのコメントで教えてもらった)
多く作ってストックしておくのかなり便利。
とっても気に入っています。