Flair Espresso Makerのエントリーモデル『The NEO』がついに日本にも上陸。
The NEOの大きな特徴は、他のFlairのシリーズFlair Pro 2(上の画像左)などと比較すると、
抽出がより簡単になっているということ。
その秘密は、このポルタフィルターにある。
このフィルターだけでもある程度お湯のコントロールができるようになっているため、
コーヒー豆の粒度が多少粗かったり、サイズにバラつきがある場合でもエスプレッソを抽出できるようになっている。
実際に使ってみても、少し慣れればそれほど大きな失敗をすることはほとんどないだろうという印象。
そして、もうひとつ、PRO 2などと比べて購入しやすい価格になっているのも大きなメリットの1つだろう。
まさにこれから家でエスプレッソを始めてみようかな…という人向け。
Flair Espresso The NEO
Flair Espresso Maker The NEO
さて、まず使い方について説明する。
Flair The NEOでエスプレッソを淹れるために必要なもの
The NEOは、
での抽出が可能。
ただ、
なよう。
The NEOではシングルショットの抽出が可能となっている。
また、クレマのある美味しいエスプレッソを抽出するためには、焙煎後2〜3週間以内のコーヒー豆とコーヒーミルが不可欠だ。
上でも述べたように、精度の高いエスプレッソ用ミルまでは必要ないが、
マキネッタ用ぐらい細くは挽けるものでないと無理だと思う。
そして最初に言ってしまうと、やはり細く挽いてしっかりと抽出したほうが美味しいエスプレッソができる。
Flair The NEOの使い方
まずは、抽出ヘッドを温める。
温める用のキャップなどはないので、ボウルなどに入れて温めるのがいいと思う。
熱々のお湯でしっかりと温める。
(取り出す時、やけどしないようにご注意を)
そうしたら、コーヒー粉をフィルターにセットして
タンピング。
できあがったら本体へセットして、
上にスクリーンをのせる。
あとは温めておいた抽出ヘッドを取り付けて、
上からお湯を注ぐ。
そして、圧力計をセットする。
海外では圧力計はついてないようだが、日本で発売されるThe NEOは圧力計が付属しているので、かなり抽出しやすい。
圧力ゲージがエスプレッソの位値(6〜9BAR)にくるように抽出するのが理想。
特に初めてだとどのくらい圧力がかかっているか分からないから、すごく役立つと思う。
私もまだ、圧力計がないと全然無理
少し押してお湯をコーヒー粉に浸し、蒸らしてから一気にレバーを下げるとさらにクレマが抽出されやすくなる。
時間は粒度によって異なり、挽き目が粗い場合約10~15秒での抽出、
細かい粒度では約20~25秒での抽出になるのだそう。
少し挽目が粗くなると、力もそこまで必要なく簡単に抽出できる。
粒度が細かいほうがクレマはたっぷりでき、旨味を含んだエスプレッソになる。
実際、少し粗目で淹れてみるとクレマはしっかりできるけど、味はやっぱり少し薄いと感じる。
けれど、Flair PRO 2でのエスプレッソと比較しての話。
家でのエスプレッソとして考えれば、The NEOでも十分美味しいと思う。
Flair PRO 2 との比較
画像左がFlair PRO 2、右がThe NEOである。
Flair PRO 2は、最上位モデル。何が違うのか。
大きな違いは以下の3つ。
- Flair PRO 2はダブルショット、The NEOはシングルショットを抽出できる
- フィルターの違い
- 使用されている材質・質感などの見た目
まず、The NEOはシングルショット抽出できるのに対し、Flair PRO 2はダブルショット抽出できる。
そのため、抽出ヘッドのサイズがThe NEOの方がスリムで小さくなっている。
次にフィルター部分の違い。
The NEOのフィルター(フローコントロールポルタフィルター)の大きな特徴は、
フィルターだけでもお湯がでる量(通り道)を制御できるというところ。
どういうことかと言うと、The NEOはコーヒー粉を入れないでお湯だけセットしてもこうやってレバーを押すとお湯が出てくる。
一方、Flair PRO 2の場合、コーヒー粉を入れないとお湯がドバーッと出てきてしまう。
つまり、コーヒー粉だけでお湯の抽出具合をコントロールしないといけない。
少しでも挽き目が粗いと、お湯がドバッと出てきてしまうのでしっかりと圧力がかからない。
一方、The NEOは、フィルターだけでもある程度お湯が一気に出てこないようになっているので、
コーヒー粉の粒度が多少粗かったり、サイズにバラつきがある場合でも、
Flair PRO 2のように、お湯が一気に流れ出てしまって圧力がかからない..ということがないのだ。
そのためあまり失敗せずスムーズに抽出できる。
そして、最後は見た目の違い。
大体のデザインや仕組みは同じだが、本体の材質・質感が異なる。
比べてみると、Flair PRO 2は、かなり高級感がある。
抽出部分も。
トレイ部分も。
そして、レバーの部分。
見た目に関して言えば、完全に Flair PRO 2の方が私は好き。
まぁでも、これは、価格の差かな。
失敗せず安定して抽出できるというのはやっぱり便利。
私は力があまりないから、さっと使うのにもいいかも。眠い朝とかね。
Flair Espresso The NEO