Cores(コレス)から新たに発売されているチタンのコーンフィルター&サーバーを頂いた。
以前紹介した Coresのコーンゴールドフィルター&サーバーのサーバー部分がゴールドではなくチタンになっているもの。
今回のチタンコーンフィルター&サーバーC761GYは、
コーンゴールドフィルター&サーバーと比較して約半分の価格。
素材が異なるだけで構造は同じなので品質は間違いない。
金属フィルタービギナー向け商品として位置づけられているもののようだ。
素材のチタンは純金に次いでスペシャルティコーヒーに適していて、変色しにくく、錆びにくい。
熱伝導などの点から、味はゴールドフィルターのほうがいいとされているが、
プロが味比較をしてみて、少し違うかも、、と分かる程度だと聞いている。
通常のステンレスの場合は、錆びにくいけれど錆びない素材ではないので、素材が酸化して、
それがコーヒーの味に影響を及ぼしてしまうこともあるのだとか。
さらに、ゴールドとはまた違うブラックな雰囲気が、すごくかっこいい。
Cores コレス
チタンコーンフィルター&サーバー
ドリッパーの構造は、Coresならではの縦穴構造。
この縦穴のおかげで、目詰まりにしくく、過抽出しにくい構造となっている。
実際淹れてみてもお湯が落ちるのが早く、エグみや雑味がないコーヒーになる印象。
また、普通のステンレスフィルターと少し違うのがこの底部分。
普通は、尖っていることが多いのだけど。
少し平らになっている。
これは、円錐の底に向かって流れが集中しすぎないようにしているためだそう。
底にばかりに集中してしまうと、その部分で過抽出してしまうそうで、それを防いでいる。
過抽出されてしまうと、コーヒーのエグ味や雑味が抽出されてしまう。
また、コーヒーサーバーの形もコーンゴールドフィルター&サーバーと異なっていて、
こちらのほうがストンとしたフォルム。
ちなみに、どちらのフィルターでもどちらのサーバーでも使える。
つまり、ゴールドフィルターをチタンの方のサーバーで使ったり、
チタンの方をゴールドのサーバーで使ってリできるわけだが、
やっぱり、それぞれセットになっているフィルターとサーバーの方が見た目にしっくりくる気がする。
そして、口の部分が今回のチタンコーンフィルター&サーバーの方がかなり広いので
とても洗いやすい。
正直言って、どちらのデザインもすごく好きだから、
もし私が選ぶとしたら苦渋の選択になると思う。
チタンコーンフィルターでドリップする
お湯が溜まりにくい構造なので、私はすごくドリップしやすく感じる。
ちなみに、今回せっかくだからと同じ条件でゴールドコーンフィルターの方でもドリップしてみた。
コーヒー粉の量とお湯の量、お湯の温度とと注ぐ間隔と時間と一緒に。
完全に全くではないだろうけど、なんとなくの味比べ。
全然変わらないかなと思ったら、私の感想としては、
ゴールドのほうが甘みを感じ、チタンの方が酸味をより感じる、、、
ような気がする。
一応、詳しいことを何も知らない夫に両方飲ませたら、「ゴールドの方が美味しい」との感想。
まぁ、正直どちらも美味しいんだけど。
また、チタンやゴールドなどのペーパーを使わないフィルターは、
コーヒーのオイル分も抽出されるのでコクがあって美味しい分、
微粉もでるので、抽出後サーバーを軽く回して全体の味を均一にしたら、
カップに注ぎ、少し微粉が落ちるのを待って飲むといいと思う。
そして、私も教えてもらって知ったのだけど、これで抽出したコーヒーは、ミルクとの相性がとてもいい。
私の勝手な意見だけど、ゴールドもチタンもとてもいい。
というか、すごく気に入っている。
もともとこういうデザイン、好きなんだ。
価格に差が大きいから、どちらがいい!と一概には言えないかもしれないけど、
ずっと使えて、ずっと大事に使っていくものだから、やはり気に入った方を買ったほうが満足度が高いと思う。
あっちが良かったかな、、と思いながら使うのと、
大事に心からお気に入りのものを使って毎日コーヒーを淹れるのでは気持ちが違う。
ピンときた方をぜひ相棒に。
どちらも使いやすさと、味は自信をもっておすすめします。