今年もSCAJへ行ってきました!
SCAJは、年に一度開かれるアジア最大のコーヒー国際見本市。
生豆などの業者が海外から来られたり、たくさんの新しいコーヒー器具が展示されたり。
コロナで少し控えめだった昨年より、活気溢れた会場でした。というか、すごい人でした。
コーヒー業界の方が多く来られる見本市なのでプロ用、業務用のものももちろん多く展示されていますが、
私はいつも家庭用のコーヒー器具を中心に見て回っていますので今回私が見たコーヒー器具を紹介します。
SCAJでは、話を聞きながらパシャリと写真を撮るので、写真がちょっとイマイチなのはご容赦を。
SCAJ2022
最近のコーヒー器具は、大手メーカーは多くの器具を出し尽くしていて新たな目立つ器具は登場していない印象。
そして、どこもアウトドアに力を入れてきていますね。
TIMEMORE -タイムモア-
今回TIMEMOREのブース、大きくてかっこよくなってましたし、器具も充実。
とにかく人が多いのでどこもブース全体はうつせなかったんですが、かなり賑わっていました。
今回の目玉はなんといってもこのコーヒーグラインダー。
ブラックとホワイトがあります。
まず、デザイン、かなりよし。
TIMEMORE本社から2、3日前に届いたばかりということで刃の形状などはまだわからなかったんですが、かなり良さそう。
挽いた粒度も安定しているように感じました。ドリップ用です。
エスプレッソと兼用のものはどうしてもドリップ用の粒度の揃いが悪くなるので、
ドリップ用とエスプレッソ用のミル、私は分けることに決めています。
最近ずっといいドリップ用のコーヒーミルがないか探してました。
手前の大きなダイヤルで粒度を調節。
粉受けは磁石で必ずぴったりこの位置にくるようになってます。この磁石で粉受けを固定するのは最近とても多くなってますね。
音も静かなように感じましたし(大きな会場だったので正確にはわからないですが)、微粉の飛びも少なく感じました。
日本に正式に入ってくるのはおそらく、、ですが来年とのこと。
電化製品なので確実とは言えないとは思いますが、来年には入ってくると良いな。楽しみ。
今回のSCAJで私が一番良いなと思った家庭用電動コーヒーミルです。
そして、もう一つ気になったのは、ウェーブフィルター用のドリッパー。
話聞くのに夢中になって写真撮り忘れました(今回最大の失態、、、)
樹脂製なんですが、手軽でミニマルでかわいくてかなり気に入りました。
来年には販売開始されると思うので気になる方はチェックしてみてください、ぜひ。
ちなみに、TIMEMOREの日本正規代理店はブランディングコーヒー。
特に電化製品は日本語説明書がついた正規店のものを買うのをおすすめします。
補償とか、故障とか、サポートとか…(経験上)。
そして、今回侍の格好をされたYouTubeでよく知られているCOFFEE SAMURAIさんにご挨拶。
ブランディングコーヒーの方なんですよね。
実は日本のコーヒー系YouTubeの方で唯一よくチェックしている方。
器具の正式な使い方が少し曖昧な時などに確認する時や、
新しい器具なにかあるのかな〜っていう時に見させて頂いています。
今回「暮らしとコーヒー」さん(YouTubeの方)もお会いしてご挨拶させて頂きました。
記念撮影(私抜き)。
ものすごく話しやすくて面白くて、お話している間ずっと笑っていました。
社交的ってこういう方たちのことを言うんだ、としみじみ。
本当にありがとうございました。
すごく楽しい時間でした。
Cores -コレス-
Coresのブースはいつ行っても人がたくさんで人気でした。
説明してくれる方も熱心で雰囲気もすごくよかったです。
やっぱり気になるのは、Makuakeでも人気だった充電式ポータブルコーヒーグラインダー。
粒度はしっかりとは確認できなかったんですが、かなり細くも挽けそうです。
挽き具合の調節は手動ミルのように下を回して行います。
かなりコンパクト。
同じように充電式のポータブルのグラインダーいくつか出ていますが、一番コンパクトな気がします。
家でも手軽でいいし、アウトドアにも最高な気がします。
デザインも好きです。このコーヒーミル、実際かなり人気を集めていました。
レビューを11月に。お楽しみに。
あとは、プロペラ式のミルも新登場していました。
粉受けがはずせて使いやすいタイプ。
そして、良さそうだなと気になったのがこの陶器のカップ。
これ、なんと陶器なのに二重構造になってる。
スタッキングもできて手軽で使いやすそうで、いいな〜と。
あとは、Cores KIKI MUG(コレスキキマグ)に新色が2色登場。
クラフト感のある赤と茶。
B FLASK GRANDEのミニサイズも使いやすそうでした。
R&D ESPRESSO LAB
今回R&D ESPRESSO LABのブースも。
R&D ESPRESSO LABはコーヒー器具を取り扱っているショップ。
Aillioという人気の焙煎マシンを取り扱っていることから知ったのですが、魅力的なコーヒー器具を本当にたくさん取り扱っていて、なんだかすごいコーヒーマシン屋さんだな、、と思ってたまに覗いています。
https://www.rdespressolab.com/
今回特にコーヒーグラインダーOPTION-O LAGOM miniがSCAJ特別価格ということで、かなり買うか悩みました。
スリムでおしゃれ。
エスプレッソ用には向いてなくてドリップ用。
刃はコニカルです。
シルバーまで出してもらって、分解までしてもらっておきながら(本当にすいません、、説明したくれた方優しかった、、)、
今回結局断念したのは、実際に挽くところや挽いた粉を見れなかったこと。
下調べ、もっとしてから行くんだったかな、、
スタートさせてから豆を入れないと詰まりやすいとも聞いたので挽くところがどんな感じが余計に実際に見たかったんです。
あとは、ちょっと今月から来月にかけてコーヒーミルのレビュー予定、たくさんある、、(手動ミル多い)
やっぱりどうしても気になったら、後日やっぱり買うかもしれないです。
あとはエスプレッソ系の小物。
PESADO 58.5やBRAVO、高級感ある。
今後エスプレッソ系買うときは、ここで買おう。
そして、実際に見てみたかったAOOMI STUDIOのカップたち。
やっぱりかわいい。
ETZINGER -エッチンガー-
新たに日本上陸するコーヒーミル、ETZINGER。
コマンダンテランクのコーヒーミルです。
これ、一番の衝撃は回す方向が逆なこと。(私は意外に違和感なかったです)
そして何回か回しただけでしたが、挽き心地がすごく良かったことがかなり印象に残っています。
粒度の揃い具合も良かったし、粒度の調節は外側でできます。
そしてハンドルは収納できます。なかなか良いのでは。11月にレビュー予定です。
使ってみるのが楽しみ。
TIGER -タイガー-
実は、一番印象に残っている器具です。
タイガーから発売されるのはなんと、、電動のサイフォンタイプのコーヒーメーカー「Siphonysta」。
いわゆる見慣れたサイフォンからは程遠いカプセルタイプ。
サイフォンとは逆で上に水、下にコーヒーを入れてセット。
まずはお湯を沸かす蒸気でコーヒーを蒸らしてくれます。
その後、水がお湯になったら下に降りてきて、コーヒーと混ざるように勝手に撹拌までしてくれます。
そして、抽出が終わったら、コーヒーだけ上に上がっていきます。
好みのフレーバーを選ぶこともできるんだとか。
このカプセルの部分は食洗機で洗うことも可能。
デザインもかわいらしい。、、そして新しい。
しかもタイガー。安心感ある。
KIGU
FELLOWやOREAを取り扱うKIGUのブースは器具の種類がとても多く、たくさんの人。
やっぱり人気はOREAとのこと。うんうん、わかります、かわいいです。
そして、一番目を引いたのはVaria VS3 Grinder。
エスプレッソから粗挽きまでいけて、このコンパクトさ。
音も小さめだったように思います。
ただ、しっかりとエスプレッソまで対応している分、ドリップ用の粒の揃い具合はそれなり。
また、スピードも結構ゆっくりめで粒度などを見るに、なんとなくポータブルコーヒーミルの上位版という雰囲気に感じました。
これはポータブルではないですが、、
最近コーヒーミル、こういうデザインが流行りですよね。
コンパクトで使いやすそうで、おしゃれです。
珈琲考具
そして珈琲考具は、もう細かいところに手が届きまくる充実のラインナップ。
少し小さめのドリッパーもでてました。
いろんなコーヒー小物探すなら珈琲考具おすすめです。
Cafflano -カフラーノ-
カフラーノは韓国のコーヒーブランド。
韓国のスタバではカフラーノの器具が置いてあるそうですよ。
最近発売されたものは、まずはマグカップなどに被せてドリップポットにできるシリコンとクリップのようなコーヒードリッパー。
アウトドア向けの商品。
ドリップポットの方は直径がある一定の大きさのマグカップなら使えて、
少し使わせてもらいましたが液漏れなども全然しなかったです。
思った以上に注ぎやすかった。
あとは、浸漬式(コーヒー粉をお湯に浸して抽出するタイプ)のドリッパー。
取っ手にある緑の丸いボタンのようなものをスライドさせるとお湯が下に流れる仕組み。
これ、使いやすいし、洗いやすいし、よかった。
ブラックがでたら購入検討するかもです。
Brewista -ブリューイスタ-
ケトルが有名なBrewista。
最近はドリッパーも人気のようで、多くの人が購入していました。
Brewistaから新たに登場していたのはコーヒースケール。
もともとスケールはあったんですが、使いやすくなって登場です。
が、エスプレッソ用です。小さめ。
価格的にもacaicaより購入しやすく手軽な感じでいいのかもしれません。
少し触っただけですが、最近タッチパネルのものに慣れているせいか、少しボタンがかたく感じました。
ボタンを押した!という感覚が好きな方にはいいのかも。
REN CORPORATION
ちょっと他ではあまりみなかったコーヒーグラインダー。
刃は、ハイセラミックのコニカル刃で、回転軸がブレない構造。
エスプレッソ挽きから粗挽きまで全てのレンジ対応(17段階)。
そして他ではあまり見ないと言ったのは分解の部分。
ミルは簡単に分解ができるんですが、モーターを簡単に外せるのでモーター以外全部水洗いできるんです。
電動コーヒーミルを丸洗い。あんまり聞いたことないですよね。
BODUM -ボダム-
ボダムからは、コーヒーグラインダーと来年カラーのフレンチプレスが登場。
ボダムは、毎年カラーが変わります。
今年は少しビビッドなカラーですね。
ちなみにこのカラーのタイプのフレンチプレスは、ガラスじゃなくてプラスチック。
しかもフィルターの部分も簡単に洗えるよう1枚のフィルターになっています。
通常のプランジャーの部分のフィルターは2層のフィルターでステンレスの穴の空いた板を挟むという感じですが、こちらは手軽な感じでまさにアウトドア向きです。
アウトドアじゃなくても家でも手軽に使えるのもいいかも。
そしてコーヒーミルはプロペラ式のものなんですが、なんとプロペラ式ですが挽き具合を調節できるという機能がついているもの。
基本的に、プロペラ式のコーヒーミルというと、下の写真のようにプロペラの刃を回転させることでコーヒー豆を砕きます。
挽き具合はその時間によって自分でなんとなく決めるという感じだったんですが、
多分時間の目安がわかるようになっているみたいです。
ただ、プロペラ式なのでやはり粒の揃い具合はそこまで優秀ではないとのこと。
でも手軽でいいかもしれないです。デザインもシンプル。
notNeutral
notNeutralは、コーヒーカップやエスプレッソカップをたまに見かけていてチェックしていたブランド。
今回初めてドリッパーを見かけて、シンプルでいいなと。
ウェーブフィルターを使うドリッパーのようです。
カップの方はこのガラスが結構厚みがあってサイズもエスプレッソ用なんですが、個人的に好きでした。
STEN FLAME DRIP
デカフェのコーヒーで知られるUn Cafe Sucreの方と熊本県にある『丸山ステンレス工業』で共同開発されたというSTEN FLAME DRIP。
3枚のステンレスを組み合わせることでドリッパーが完成します。
分解するとこんな感じ。
これもやっぱりアウトドアに良さそうですね。
玉川堂 -ぎょくせんどう-
金属加工業で知られる新潟県燕市の金属加工業の中でも唯一の1枚の銅板を鎚で叩き起こして銅器を製作する玉川堂。
ドリップポットとドリッパーがありました。
銅製のドリップポット。間違いなく一生もの。メモメモ。
Kalita -カリタ-
カリタは特に器具の登場はなし。カリタは最近コラボ系が多いですね。
giraffe(ジラフ)とコラボしたネクタイが登場していました。
かわいい、、
あとはミニチュア。
来年(2023年)の1月23日発売予定。
コーヒーブース
STANDART -スタンダート-
今年も盛り上がっていたいろんなコーヒーショップが集まるCOFFEE VILLAGE。
すごく大盛況。
人多すぎてなんだか写真撮れなかったですが、主催しているSTANDARTブースへ。
「すごく使いづらいステッカーですけど」って編集長のトシさんにステッカーもらいました。
、、、使いづらい。
とりあえずSTANDARTの本にはさんでおきました。笑。
PostCoffee
今回はPostCoffeeのブースかなり賑わってました。
私も先日Morning Blend作らせてもらったので挨拶お伺いしたんですが、いつ通ってもすごい人でした。
特になんかすごい行列、、と思って見たらCOFFEE COUNTYの森さんでした。
いつも人気すごい。
隣でにんまり笑顔を向けてくれているのが、PostCoffeeの焙煎士、三好さん。
オリジナルのMorning Blend作る時、たくさんわがまま言ってすいません。
美味しいコーヒーに仕上げてもらってありがとうございました。
PostCoffeeでは日本で買えない海外のコーヒー豆購入。
海外のロースターのものなので焙煎日が少し前なのがやっぱり残念ですが、、、
でも飲んでみたい。
あとはWorld Brewers Cup Champion2021のMatt Wintonさん、いろんなブースでコーヒー淹れたりされていて、その度にすごくにぎわってました。
IFNi ROASTING & CO.
そして、もう一つ買って帰ったのがIFNi ROASTINGのコーヒー。
このコーヒー珍しくって品種交配されていない原種のコーヒーの木の豆なんだそう。
早速飲んでみましたが、苦味がしっかりあって、でもその後にいろんな複雑な風味がする個性的な味でした。
OATSIDE
人気だったブースの1つ、オーツミルクの新たなブランド OATSIDE(オーツサイド)。
オーツサイドは厳選されたオーストラリア産の高品質オーツ麦で作られたオーツミルクで、
自社工場で丁寧に焙煎し、砂糖、乳化剤、保存料を一切使用せず作られているとのこと。
味がバリスタブレンド(プレーン)とチョコレートとチョコレートヘーゼルナッツの3種類。
オーツミルク、私はマイナーフィギュアズを買うことが多いんですが、こちらのも同じぐらいおいしかったです。
お値段も購入しやすい価格(400円台と聞きました)でamazonで購入できるようになるそう。
ただ、安定して流通するにはもう少し時間がかかると言ってました。
でも、amazonで1本ずつ買えたらうれしい。
今回もSCAJ、すごく楽しかった。
また、来年も楽しみです。