コーヒーの精製[種類や方法]
コーヒーの精製[種類や方法]
2014.05.16
コーヒー豆の精選とは、
コーヒーの果実を収穫して生豆にするまでの工程のことをいいます。
この『精選』についてはいくつかの方法があり、
気候、設備などの条件によって、各生産地域で方法を選択しています。
非水洗式
コーヒーの果実をそのまま天日などで乾燥させ、
果肉・ミュージれーじ・パーチメントを一度に脱穀させる方法
(この時、乾燥させると果実は黒くしわくちゃになるため、
出来上がった生豆も少し黒っぽい)
採用している国や地域:ブラジル・エチオピア・インドネシア・ベトナムなど
水洗式
最初に果肉を取り除き(パルパーという機械が使用される)、
その後発酵槽にいれミューシレージを取り除き、
パーチメントを乾燥させ(機械や日干しなどで)、
脱穀する方法
採用している国や地域:ブラジル以外のカリブ海諸国、タンザニアなど
パルプドナチュラル
果肉を取り除いた後、
乾燥させてミューシレージ・パーチメント脱穀する方法
採用している国や地域:ブラジルなど
スマトラ式(雨が多い・すごく濃い緑色になる)
果肉を取り除いた後、
ミューシレージつきのパーチメントコーヒーを一次乾燥させ
生豆を取り出した後、仕上げにもう一度乾燥させる。
採用している国や地域:スマトラ島(インドネシア)・スラウェシ島(インドネシア)
脱穀されたコーヒーは、
スクリーン選別(大きさの選別)
比重選別(重さの選別)
電子選別・ハンドピック(色をみてダメージ豆を見分ける)などで選別された後、
私達が手にすることができる
【コスタリカ ラ・リア ピエ・サン農園の場合】
ダブルフリーウォッシュト
パーチメントを2度洗いする方法
フリーウォッシュトよるも更に磨かれた美しい味わい
ホワイトハニー
果肉を20%残したまま乾燥させる
レッドハニー
果肉をほとんど残したまま乾燥させるため、行程中に発行を含め様々な変化が生じる