2月に届いていたSTANDART(スタンダート)の15号。
もう来月には16号が届きそうだが、忘れぬうちに感想と、コーヒーについて。
STANDARTは、年4回刊行されるコーヒー季刊誌。
定期購読すると、世界中のトップロースターの豆が一緒についてくる。
世界中のというのがポイントだ。
普段日本では飲めない海外のコーヒーがついてくるのは嬉しい。
そして、この定期購読についてくるコーヒー豆は、いつもどれも本当に美味しい。
浅煎りが基本なので、浅煎り好きな方はもちろんだが、
浅煎りが苦手な人も、そんなに量は多くないので『試しに飲む』という感覚で楽しむと
もしかしたら、「これは….!!」というものに出会えることもあるんじゃないかと思う。
STANDART
今回のおおまかな目次は以下の通り。
- イエメン
- スペシャルティの限界
- Meet Your Barista
- ロブスタの再考
- ボスでいるということ
- コーヒー企業のサステナビリティ戦略
- Meet Your Guest
- ダイナーのコーヒーとVictorマグを愛してやまないアメリカ人の心理
- エンツォが豆を感じるようになるまで
- ローマ
今回は個人的に見応えたっぷりだった。
私が特に興味を持ったのは、サステナビリティ戦略についてと、
いつものように各国のカフェ・コーヒー事情について書いている最後のコーナー。
今回はローマね。
私はいろんないろんな国に旅行行って、カフェに行って、というおばあちゃんになりたいなと思っているので、
いろんな国のコーヒー文化やカフェが知れるのがすごくおもしろい。
でも、コロナでなんだか先が見えないから、どうなるかな…と思いながら今回は読んでいた。
先が見えないというのは苦しい。
でも、いつか必ずと信じたい。
そして、今回大きく取り上げられていたサステナビリティ。
コーヒー業界だけでなく、化粧品などでもよくその言葉を耳にする。
この記事は改めて考えさせられた。
サステナビリティへの取り組みは、コーヒー農園の環境や
過酷な労働環境にあるコーヒー生産者の方を応援できることになるかもしれない。
そして、いつも美味しくコーヒーを飲ませてもらっている私としては、
そのコーヒー豆を適正な価格で購入するということが消費者である私がおそらく唯一支援できることではないかと思っている。
のだけれど、一方でサステナビリティに取り組む環境に優しい優良な企業のイメージを私たちに植え付けるためだけに
上辺だけのサステナビリティをしているという批判もあるのだという。
でも、具体的に、透明性があり、それがどのような結果をもたらしているかを詳細に伝えてくれるサステナビリティだけを知り、応援する方法が確立されていないのも事実。
なんだか難しい。
ただ、改めて考えさせられることになった。
こういう情報をちゃんと消化して、なにかに変えることができるよう努力するということだけはやめないようにしたい。
STANDARTは消費者というよりコーヒーを提供する側の視点が多いように感じるのも特徴。
他ではなかなか目にしない情報も多く、ネットで情報を集めるだけでは得られない。
本を買って読むという大切さを教えてくれる。
内容についてはぜひ実際にSTANDARTを読んでほしい。
MAME Coffee
さて、今回のコーヒーはMAME COFFEE。
スイスのロースターだが、日本人である深堀絵美さんがオーナーを務めるロースター。
2018年のワールドブリューワーズカップで優勝したことで知られている。
今回のコーヒー豆は、コスタリカ、タラズエリア産。
生産者であるEsteban Villalobosさんが生み出したというシナモンニュアンスのプロセシングによるものらしい。
シナモンの味のする豆に衝撃を受け、彼のコーヒーを使うことにしたんだとか。
淹れ方はSTANDARTのブログでも紹介されてたけど、忘れていつものように淹れちゃった。
https://www.standartmag.jp/blogs/standart-japan-journal/brew-it-like-mame
でもちゃんと、シナモン、感じた!
MAMEさんのインスタ、私フォローしてるんだけど、いろんな淹れ方を紹介しているので
興味深くて時間ある時じっくり見たりしてる。
お時間ある時、ぜひ。
シナモンロール、用意しとけばよかった。