まもなく日本でも発売になる ARAM ESPRESSO MAKER(アラム エスプレッソメーカー)を頂きました。
ARAM ESPRESSOは、「本質と生産者と消費者のつながりを取り戻す」という
コンセプトにより2011年にプロジェクトスタート。
全てブラジルのクリチバ出身の地元の職人によって作られている。
ARAM ESPRESSOの特徴は、電気もフィルターも必要なく、
粉の粒度(粉砕密度)を調節することで
エスプレッソから普通のコーヒーに近いものまで抽出することができる。
さらに、通常のエスプレッソ9気圧よりさらに高い圧力もかけることができるという。
使ってみた率直な感想は、プレスより力が必要なく、あまり力のない私にはとてもいい。
また、特にいいのが持ち運びも簡単にできる仕様になっている上、
コンパクトなのでアウトドアにはとても向いていると思う。
ただ、本格的なエスプレッソ仕様なので、しっかりと細く挽けるコーヒーグラインダーは必須。
他の手動エスプレッソメーカーと同じく、慣れるまではある程度の試行錯誤は必要だ。
また、カラーはブラウン・レッド・イエローの3色があって、
今回、私はレッドを頂いた。
器具の質感やデザインなどは高級感があって、かなりしっかりしていてとても気に入っている。
ずっとずっと使っていける一生物の器具。
まだ、価格は正確には決まってないそうだが、
ブラジルで職人が1つ1つ作っていることなどから考慮しても、結構高めになると思う。
発売はMakuakeにて先行発売後、一般発売される予定。
Makuake公開日は、11月中旬の予定。
気になる方は、以下のサイトで情報が随時更新予定のほか、LINE登録しておくのがおすすめです。
ARAM ESPRESSO アラム エスプレッソ
まず届いて思うのがずっしりと重い。
というのもこの土台の部分がずっしりと重くて、エスプレッソを淹れている時でもしっかりと動かないようになっている。
まずは組み立て。
構造としては、この土台部分と
エスプレッソを抽出する本体部分の2つに分けられる。
本体部分は、本体、バスケット、ポルターフィルターのみとパーツが少ないのが大きな魅力。
その他、付属品としてショットグラス、ファネル、タンパーがついている。
この付属品も、質感や使いやすさがとても気に入っている。
ちなみに、最初に「アウトドアとしても…」と言ったのは実はこのガラスのショットグラスが、
本体にはめこむことができるようになっているから。
このおかげで本体だけ持ち運んでも、エスプレッソを淹れることができる。
これ、すごい。
ちなみに、こうやって斜めにすると縁からこぼれてくるので、真っ直ぐと持つ必要がある。
それさえ気をつけて真っ直ぐ持つとこぼれないし、
グラスを外すのも慎重にすれば全然大丈夫だったのでアウトドアではすごくいいと思う。
なんか見た目もアウトドアに馴染むというか、これ外で使ってたら絶対かっこいい。
ARAM ESPRESSO MAKER を使ってみる
では、早速使ってみる。
まずは本体を土台に取り付ける。
使っていると、この本体を支える輪っかの部分が最初ガタンガタン動いてしまって、
なんだかなぁと思って詳しく聞いているとしっかりと六角レンチで止める必要があった。
かなりキツく締める感じ。
私の場合はしっかり締めてもずっと使っているとちょっと緩んできたりするので、そこだけちょっと気になる。
次に、本体を温める。
この本体は、しっかりと上のハンドルを締めると、
お湯が下に落ちてこないような構造になっているので、ハンドルを締めてお湯を注いで本体を温める。
その間にコーヒー粉をセットする(バスケットにコーヒー粉を入れてタンピングする)。
コーヒー豆は22g推奨だけど、挽き具合や好みの味などによって調節していく感じになる。
コーヒー粉の粒度が粗すぎたり、量が少なすぎると、下にお湯が簡単に落ちてしまい、
圧力がかからずエスプレッソにならないのである程度圧力がかかるように調節していく必要がある。
試行錯誤していると、そのうち慣れると思う。
ドージングファンネルも付いているのでコーヒー粉も入れやすく、
粉をぎゅっとプレスするのだけど(タンピング)、この押すためのタンパーも個人的にはすごく使いやすかった。
他の器具との抽出比較としては、Flair Espresso PRO2よりもバスケットの直径が大きい分圧力がかかりにくい。
Flair 58xの抽出と同じような感覚。
あくまで私の体感なので参考までに
さて、粉をセットしたら、温めるために入れておいたお湯を出して(ハンドルを1回転するとしたからお湯が出てくる)、
もう一度ハンドルを締めておく。
そして、コーヒー粉をセットしたポルターフィルターを本体に取り付ける。
そしてまたお湯を上まで入れたら、
ハンドルを一番上まで回す。
あとは、ハンドルを下に回してエスプレッソを抽出していく。
ハンドルを回す力は思った以上に必要なく、簡単だった。
力があまり必要ないのは、私にとってはすごくよかった。
また、ポルターフィルターを外すときは、
ハンドルを15回転ほど上げて、もう一度下げると余分な水分が落ちて空気が抜ける音がする。
そうしたら簡単に外すことができるようになる。
ちなみに、完全に分解もできるけど、かなり複雑なので分解することはほとんど必要ないというのがメーカーの見解だそう。
ポルタフィルター周りと本体を水洗いする程度でいいよう。
私は、もう少し使い込んで試行錯誤が必要そうだけど、
力があまり必要ないこと、
持ち運びしやすいこと、
コンパクトなこと、
それと私はコーヒーの主要産地でもあるブラジルで職人の人たちが一つ一つ作っているという、
そういう想いも含めて大切にしていける器具だと思いました。
ちょっと文だけだと、操作がわかりにくいのでARAMのサイトで動画を見るととても分かりやすいです。
発売日などの情報は以下の日本公式サイトにて。
Makuake公開日は、11月中旬の予定です。