先週の土曜日、D&DEPARTMENT FUKUOKAのコーヒーセミナー
『わかりやすいコーヒー豆の保存について』に行って来ました。
D&DEPARTMENTでは、コーヒーに限らず
食べ物、伝統工芸についてなど様々なセミナーを行っていて
d SCHOOLという名のもと、
様々なセミナーが行われています。
更に、D&DEPARTMENT FUKUOKAでは
レストランで提供するコーヒーを3ヶ月ごとに変えていて。
コーヒー屋さんが次のコーヒー屋さんを紹介していくという
バトン形式でコーヒーが変わっていきます。
それに応じて、バトンを渡されたコーヒー屋さんが
その時にいろんなセミナーを行ってくれます。
今回は福岡の糸島にあるコーヒー屋さん
『TanaCafe Coffee Roaster』の方によるコーヒーセミナーでした。
簡単に内容を説明すると、
1ヶ月前に焙煎したコーヒー豆を
豆の状態のまま、常温、冷蔵、冷凍、
粉の状態にして、常温、冷蔵、冷凍、
で保存しておいたコーヒーをそれぞれ飲み比べるというもの。
とりあえず初めに、
同じ種類の3日前に焙煎したばかりのコーヒーを頂きました。
いい香り。
今回使用したコーヒーは
『セル・デル・シエロ農園』カツアイ種のコーヒー。
【浅煎り】カツアイ種 ハニープロセス
リンゴのような香り。
ピーチ・ハチミツのような甘味。
オレンジのような酸味。
私が飲んだ感じでは、かなり香ばしく感じました。
ハチミツのような甘味で
少し冷めてくると少し柑橘っぽい酸味が強くなります。
まずは、豆の状態で保存していた3種類を飲み比べ。
紙コップにいれていきます。
やっぱりいい香り。
豆の状態で保存した3種類を飲み比べたあとに、
粉の状態で保存していた3種類を飲み比べます。
今回比べる上で重点を置くのは、
香り、風味、甘さ、バランスの4つ。
これらについて点数をつけていきます。
そして、各自の点数を発表していったのですが、
今回本当にバラバラでした。
特に、私に至っては、
なんとなくこれがいいだろうというのを知っていたので、
ついそっちよりにしてしまうというか…
また、今回のコーヒー豆ですが、
少し冷めると酸味が急に出てくるので
温度差の関係もあり何だか比べるのが難しかった。
でも、こうやって自分だけで準備をして比べるのは
とても大変なのでこうやって自分の舌で確かめられるというのは
わたしにとっては、とてもいい経験でした。
最後に、豆の状態の冷凍と
粉の状態の冷凍を比較して当てっこです。
答えは 1 と、書いていない方。
正解したのはわたしだけでした〜(自慢)。
という結果になったのは、
今回一番最初に飲んだ焙煎したてのコーヒーは
そこまで酸味を感じなかったのに
少し経つと酸味が強くなり、
もっと経つと、また酸味がなくなる..というように変化していったから… かな。
少し分かりにくいコーヒー豆だったような気がします。
でも、楽しかった。
そして難しかった。
結果
そして、結果としてどうやって保存するのがいいのか…というと、
とりあえず粉よりは、豆の方がいいというのは確実。
具体的にこういう方法がいいんですよ!
とは、セミナーでは言われませんでした。
よく言われるのは、常温よりも密閉した冷凍や冷蔵。
ただ、冷凍は出すたびに結露するので小分けにしたほうがいいとか。
いろんな保存方法が
いろんなコーヒー屋さんでいろいろ言われます。
でも、今回結果がバラバラだったようにとても難しかったんです。
自分がどの状態までならおいしいと感じるかということを理解さえすれば
保存方法は、自分がストレスを感じない範囲で
湿気・光・温度が低いところに保存するのがいいのではないのかなというのが
今回のTanacoffeeさんで教えてもらったことでした。
あ、夏はやっぱり常温は避けたほうが良さそうでしたが。
参考までに。
コーヒー豆の保存方法 – Cafict
